私は母の事、「お母さん」や「ママ」などと呼んだことが一度もない。

ずっと下の名前「けーちゃん」と呼んでいた。

(これ以降は母で記していきます。恥ずかしいので・・・(笑))

 

2015年の8月。お盆過ぎ。私の祖母が88歳で亡くなった。私にとって唯一の祖母だったため、ショックが大きく病院でも家でも、葬儀場でも泣き続けた。

 

そんな祖母が入院中の時から母は腹痛を訴えていて、クリニックに行ったり病院に行ったりしていた。

 

祖母が亡くなった日は内視鏡検査の日があったため、葬儀の準備等は私たちに任せ、母は下剤を飲み、病院へいった。帰ってきてからも休み休み来客の対応をしていた。

 

「結果は9月ごろに出るらしい」母はそういった。

 

祖母の葬儀の日、遺族席に座った母は、腹痛が辛そうだったが、その辛い顔を決して人前では見せなかった。

だから、周りから見ればいつも通り普通の母に見えたようだ。