フシコさんとちぬさんから学んだこと | ★ほんとおはなしのちいさなおへや~Emil~

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この本が好き!あの本が面白かった!そんな本に出会ってほしい。

こどもたちと楽しんできた本、楽しんでいる本、また時々おおきい人の本も(#^.^#)

先日、教会で7月に行われる和泉ちぬさんの朗読会のリハーサルがありました。朗読会・・・ちょっと違うのですが、語りを知らない方だとこの表現が1番わかりやすいのかな?

女優のちぬさんは若い頃にはミュージカル、テレビドラマ、舞台など様々な場で活躍され、今も精力的にお仕事をされています。その中の活動の1つが、御言葉と音楽、絵本などを使っているこの朗読会です。

リハーサルを終え、ちぬさんとお話をする時間が持て、共感することが多く、良い時でした。

覚えることがスタート

そこから自分の中で作り上げていく

その日の観客(聞き手)によってかわること

語りをやってる方なら多く共感していただけるのではないかしら?


昨日、フジコ・ヘミングの時間の映画を観てきました。天に旅立たれたフジコさん。大好きなピアニストです。

その中で、ご自分が最初に指導を受けた方の歌うように弾きなさい。フジコさん自身がこの言葉に出会って良かったと。ガチガチのテクニックではなく

だから彼女のピアノの音は優しく、心に響く。

もちろん、基本(テクニック)がしっかりしてるから、歌うように弾けるのですが・・・その為に毎日、4時間の練習をされていると語られていました。


ちぬさんの言葉の覚える所がスタートであり、おはなしはテクニック(上手く語る)ことではなく、フジコさんのように、1つの物語として、歌うように(流れるように)語ることが大切なんだと・・・改めて感じました。


ピアノもおはなしもその色があり、弾き手、語り手によってかわってくる。

このふたりのお話を伺う(見る)ことができ、あらためて、自分の活動を見直す良いきかいになりました。

残念ながら、フジコさんのピアノを生で聞くことは叶いません。でも、心の中にいまもあの素晴らしい時間があります。

ちぬさんのようにプロではないし、フジコさんのように偉大でもないけど、1つ1つのおはなしを大切にし、届けていきたいと思います。