今度、両家顔合わせがあるんだけど


振り袖を着てもいいということを知って

私も着ていきたい!と思いました。




成人式のタイミングで

母も二十歳の時に着たという振り袖を

私も着ました。


ベージュが基調で、

オレンジと黄緑色の襟?を重ねて

上品なのにとても華やかでした。


振り袖のデザインも、

母が大昔に着たものを私も…

ということが誇らしくて


そのお着物自体は大好きになりました。





でも、当時の私は

自分の事はだいっきらいで。


性格もきらいだけど

特に外見がきらいで。


今よりかなり太ってたし

理屈で大学の友達もいないし


周りの友達に比べて

行った大学の偏差値が低かったから

成人式なんて恥ずかしくて行けなかった。



成人式当日は行きませんでした。





振り袖を着たのは、前撮り。


でもそれもやりたくなかったけど

母が「どうしても」

と言うからやった。



メイクも髪型もどうでもよくて

ぜんぶお店の方におまかせ。

写真のレタッチもおまかせ。



撮影後、せっかくだから食事にでも行く?

と母が言ってくれたけど


私は着飾ってること自体恥ずかしくて

他人に見られるのも恥ずかしくて


いい

と言って拒否。


前撮り写真を見るのも嫌だった。







で、10年後の今。


今なら

楽しんで

振り袖が着れると思った。






「顔合わせに振り袖を着て行くのどうかな?

 私も成人式で着た、

 母の振り袖があるの!」

と彼氏に言ってみた。



そしたら

「えーいいよそこまでしなくて。

 やりすぎやりすぎ」

と言われた。



その時は「そっかー」って流したけど

30分くらいしたら

すごくモヤモヤしてきて…




何も聞かずに否定されたのが悲しかった




「結婚したら振り袖は着れないんだよ」

「顔合わせで着れるのが人生最後だよ」

と、

別の部屋にいた彼氏に

追加で言いに行った。



実際着るかどうかより

何も聞かずに否定されたことが

一番嫌だったな。





今回のことだけじゃなくて、

私の「あれしたい」「これしたい」に

結構いつも「無理だよw」

って言ってくる。


いじってる感じの言い方だし

ダメな私でも一緒にいてくれる

という意味では

安心感でもあるけど


なんでもかんでもwantを否定されるのは

悲しい。


そしたら

あれ着たい

あれ食べたい

あそこ行きたい

何も言えなくなる。

彼氏が良いと言うであろう範囲でしか

言えなくなる。



って話てたら

涙がこぼれてきて


自分でびっくりw


私、そんなに嫌だったんだぁ……





てか、本当は、二十歳の時

振り袖楽しみたかったんだなぁ…





母に対して申し訳ない気持ちと


写真だけでも

撮らせてくれたことが

今となっては感謝になり


素直になれなかった自分にも

申し訳なくなった。



もっと楽しめばよかった。



という後悔に

今回の顔合わせの件で

気付けてよかった。





母も、こういう経験があったから

私にはむりやりでも写真を

撮らせたのかもしれないなぁ。


その時の本人は嫌だと言ってても

あとになったら

やっとけばよかったと思うよ、って。


もし私がもっと年取ったら

きっと若い人に対して

そう思っちゃうもん(笑)




当時の写真、ここで供養させてもらいます♡