ドキドキが止まらない
アジアで会いましょうこれは夫と私の出会いの記録です。よろしければお付き合い下さい♡これまでのお話♡①②③④⑤⑥⑦⑧⑨-----------------------------------------------私にはふたりはとても強く結びついているように思えるのに・・・そんなことを考えながら先を読んでいくとエッセイの話になった。旅人さんはあるネットショップのウェブサイトに旅のエッセイを寄稿していた。そして婚約者が彼の元へ来たことと帰国するに至ったいきさつを書いたものが近いうちに掲載されるとあった。『驚かないように先に言っておきます』そう前置きしてエッセイに出てくる婚約者の名前を教えてくれた。それは私の名前だった。正確には私と同じ名前がそこには書かれていた。私の名前を使うの?一瞬戸惑ったけれどそれは違った。婚約者と私は同じ名前だった。私たちはお互いハンドルネームでメールのやりとりをしていたが、何度目かで私は名前を伝えた。彼女の名前と私の名前はフルネームでも、たった二文字しか違わない。彼は初めて私の名前を見た時、これは何かの冗談かと思ったそうだ。さらに先に進むともうひとつ驚くことが書かれていた。私は彼女のことを既に知っているというのである。正確には、彼女のHPを見たことがある、ということなのだけれども。しかもコメントをしたことがあるとも書かれてあった。わたしは彼女を知っている?少し考えてみたけれど、全く思い出せない。ドキドキしながらパソコンを閉じ、電気を消してベッドに入った。それから横になって、しばらく考えてみた。そして急に思い出した。そうだ!!いつだったか婚約者が長い旅に出ているという女性の日記を読んだことがある!!次はいつ連絡をくれるのか分からない恋人を待っていた当時の私は、状況は違うけれどこの人も婚約者の帰りを待っているのか、と共感して確かにコメントを残したことがあった。あれは旅人さんのことだったんだ!彼のHPを見ていた私がそこから彼女に辿りついたとしても、それは全く不思議ではないけれど、その瞬間に私は何かがつながったような気がした。彼と彼女の物語の中に自分も巻き込まれて行くような気がして、その晩はなかなか寝付けなかった。