先日、私の大好きなアメンバーさんがお友達の亡くなったお母様を追悼する記事を書いているのを見て、亡くなった自分のおじいちゃんの事を思い返してみました。
母方のおじいちゃん。
色々病気をして入退院を繰り返し、ここ最近は自分で動くのもままならなくて少し痴呆が始まっているような状態でした。
私がまだ幼い頃は毎週の様に遊びに行って、食事を振る舞ってもらったりしました。
おじいちゃんにとっては私が初めての孫だったので、それはそれは可愛がってくれていた様です。
昔病気をした時に飲んだ薬の副作用で、私が物心ついた時から髪の毛は真っ白。いつも短くスポーツ刈りのように切りそろえていて、おじいちゃんのそのトレードマークの髪の毛を掌でジョリジョリするのが毎週のお約束になっていました。
成長するに連れて遊びに行く機会が減ってしまい、社会人になってからは毎年新年の挨拶に行く程度に。
でも、そんな私が結婚する時も、涙を流して喜んでくれました。
妊娠が分かって安定期に入ってから久しぶりに遊びに行った時も、耳も遠くなりうまく喋れなくなっていたけど、とっても喜んでくれました。
陣痛が始まってから娘が産まれるまで2日入院したけど、その話を聞いたおじいちゃんは「もう産まれたのか?」「もう産まれたのか?」と、毎日何度もおばあちゃんに聞いてたそうです。
昨年の10月初旬に娘を出産した私。
退院してから真っ先におじいちゃんの所に娘を連れて行きました。
ひ孫を見た時に、おじいちゃん嬉しくて泣いてたなぁ。
腕の力はなくなっちゃって直接抱っこはできなかったけど、あぐらをかいたおじいちゃんの脚の上に座布団を置いて、その上に娘を寝かせてあげたら「可愛いな」「可愛いなぁ」としきりに言っては、じーっとひ孫の顔を眺めていました。
そのうち「◯◯(←私の名前)より可愛い」と、溺愛していた私よりもひ孫を可愛いがってくれてすごく嬉しかった。
一緒にひ孫とお散歩したいから、リハビリ頑張るって言ってくれた。
そんなおじいちゃんの為に、次の週もその次の週も娘を連れて会いに行きました。
10月下旬。
用事があっておじいちゃん家の近くを車で通る事になったから急遽連絡を入れて寄ろうと思ったけど、残念ながらデイサービスに出掛けていて留守。タイミングが合わなくて残念だなぁ、また週末にでも行こうなんて思っていたのに…。
次の日、おじさん(母の兄)から連絡があり、おじいちゃんが入院したとの事。どうやらデイサービスに行っている時から具合が悪かった様です。
呼吸が苦しそうだと気付いたおばあちゃんが、かかりつけの医者へ連れて行ったら大きな病院へ行った方がいいとの事で、すぐに総合病院へ救急搬送されました。
連絡を受けた父と母は急いで病院へ向かいました。
診断の結果は脳出血と心臓に水が溜まっている状態。本人の意識はあるものの、すぐに手術をした方がいいとの事。脳出血の手術をして、術後の経過を見て心臓の水を抜くという流れで処置をする事になりました。
「お父さん、頑張ってね!!」
脳出血の手術の直前に父や母が声をかけると何度も頷いたそうです。
…それがおじいちゃんとの最期の会話になってしまいました。
もともと体力がなくなっていたおじいちゃん。
脳出血の手術の前に先生から「脳出血の術後によっては、心臓の処置はできないかもしれない」と説明があったそうです。最悪の場合も覚悟してくださいと…。
ただ手術は成功したし、術後の容体も安定しているからとりあえずは大丈夫だろうという事でした。
しかし次の日、夜中におじいちゃんは突然向こう側の世界に行ってしまったのです。
それまで容体は安定していたのに…。
11月1日。
おじいちゃんは天に召されました。
私は結局、おじいちゃんに娘を3回しか会わせる事ができなかった。
でも当時の私は娘の世話でいっぱいいっぱいで、悲しかったけど、でも涙を流す余裕が無くて、他人事の様に現実味を感じる事ができなかった。
お葬式には娘を連れて参列しました。
私がおじいちゃんにできる事はそれ位しかなかったから。
生後1ヶ月に満たない娘をお葬式に連れて行くのは娘にとって、とても酷だっただろうと思います。
でも、どうしてもおじいちゃんに娘を見せてあげたかったから。身内だけの葬儀だったので連れて行ったのですが
、小さいながら雰囲気を察したのかずっとずっと大人しくしてくれていた娘に感謝の気持ちでいっぱいでした。
あれから2ヶ月ちょっと。
少し育児に余裕が持てる様になってきた今、ようやく冷静におじいちゃんの事を振り返る事ができる様になりました。
昔は地元でも有名なワルだったおじいちゃん。
遊び人過ぎて、実家の病院を潰してしまったおじいちゃん。
いつもおばあちゃんと口論してたけど、「ケンカしないで」って言うと「これはケンカじゃなくてコミニュケーションを取ってるんだ」と笑ったおじいちゃん。
昔はおじいちゃんに振り回されていたおじいちゃんの兄弟たちも「困った兄貴だったけど、なぜか憎めなかったなぁ」って言ってたよ。
おじいちゃん孝行できなくてごめんね。楓のお食い初めに参加してほしかったな。おじいちゃんの代わりにおばあちゃんがきてくれたからね。
本当は生きているうちに渡したかったけどそれが出来なかったので、ここに写真を載せたいと思います。
唯一ひ孫と一緒に撮影した写真。
いつも可愛がってくれてありがとう。
心の底から感謝しています。
病気ばかりで大変だから、今はゆっくりゆっくり休んで下さい。
暖かくなったら、また楓を連れて会いに行くからね。
本当に本当にありがとう。
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