小学校で、読み聞かせボランティアとして活動しています。
こどもが入学した小学校は、朝読書にチカラを入れている学校でした。
週に一度、保護者による読み聞かせの日がありました。
我が子かわいさに、なんとか関わりたくて
未経験で読み聞かせボランティアに参加した記録です。
本によっては、
「この季節に読まなきゃ、意味が無い!」というほど
読む季節が重要になる絵本があります…という事を、以前にお伝えさせてもらいました。
読み聞かせをするとき、
どんな本を読むか…?
迷いますよねー!
私が本選びで意識することは、
「年齢に合っているか?」はもちろん
他に
「読む季節」を考えると、こどもたちの経験に合って、ぐっと臨場感が高まる。
という事を、これまでに書かせてもらっていました。
遠足など、「特別な行事」に絡めた絵本も、引き込まれる要素になりますね。
…選書の基準として考えること
・相手の年齢
・読む季節に合った内容
・身近な体験や行事に合った話
他に、どんな選書の基準があると思いますか?
今回お伝えするのは、
特に難しいと思われる、高学年の子に向けての読み聞かせで意識すると良いポイントかもしれません!
それは
・”話題のニュース”に関連する本
という観点からの選書です。
【マリアとコンドル】稲村 哲也 (著), ハイメ・ロサン (イラスト), ヘオルヒーナ・デ・ロサン (イラスト)
こちら…お話し自体は、まぁ、海外の昔話?
「ふーん」という程度の起承転結がある物語なのですが~
特に、小学校高学年や、中学生に向けてこの絵本を読み聞かせた場合
読み終えた後に、
「これは ”ペルー” の昔話です」
と、ひとこと伝えると、
クラスの雰囲気が、ガラッと変わるのを体感できると思います。
ペルーという国に行った事がある子は少ないと思いますが、
地理や世界史が苦手という子でも
【ナスカの地上絵】という言葉なら、知っていると思います。
この絵本は、ナスカの地上絵 で有名な、ペルーの昔話なんです!
最近のニュースで 「新たなナスカの地上絵が発見された」 と話題になりましたね!
そのタイミングで、こんな絵本を読むのはどうでしょう?
物語は、
マリアという娘が、コンドルに怖い目にあわされてしまうところを、
マリアの家族が ”ある動物” に助けを求める…というストーリーです。
その、キーとなる ”ある動物”
さて、皆さんは、
恐ろしい、大きなコンドルに対抗する動物といったら、なにを思い浮かべますか?
自分の身の回りにいる動物なら、勇敢な犬とか?
鳥に対抗するなら、猫もいいかもしれません
ですが、
この物語で、その役目を担うために出てくるのは
”ハチドリ” なんです
…鳥の中でも、小さな昆虫の名前を持つヤツですよ?
そんな小さな鳥を、
恐ろしいコンドルに対抗するために、家族が頼るんですよ…
正直、物語は
海外の昔話に、たまにある~釈然としない内容とも言える展開で進みます
ただ、
読み終えたあとで
「これは、ペルーの昔話です」
と、一言添えると
カンの良い子は、気づくようです。
更に
「ペルーについて、何か知ってる?」と声を掛け
ナスカの地上絵と声があったら、もうこっちのもんです☆
ナスカの地上絵で、一番メジャーなものは…
そう、あのハチドリの絵ですよね?!
絵本を読み終えてから、そんな話しをすると
本当に、教室がざわつきます
静かに聞かれる事が多い高学年のクラスや、中学校での読み聞かせでも
「あ!」っと声があがります。
そんな反応が嬉しいです。
ペルーの人にとって
ハチドリ は、古代から特別な存在だったのかもしれません。
そんなことを考えさせられる絵本でした。
そういった一言を添えながら、この本を読み聞かせると
高学年では、大きな反応が返ってくる絵本です。
更に、最近のナスカの地上絵のニュースに絡めて読めば
より興味や関心が深まるかと思います。
今、 高学年や中学生に向けて読むのにピッタリの本のご提案でした。