近頃のマミヤは桜ばかり探している
先の回の(姫と春)で書いた約束を守る為だ
きっと、
約束なんて来年は忘れてるかもしれない
もしかすると、
もっと興味のある事に惹かれているかもしれない
もしも、
マミヤ自身が守ってやれなかったら?
そんな不安もあるし、可能性が高い時の方が守ってやれる気がしたからだが……

今、現在なにかと手の焼ける 姫 現在五歳
真ん中の子だけあって
上の良さも 下の良さも 欲しいままにしたい 甘えた盛りだが、 第一次自立を求められる お年頃

そんな姫、優先される 御嬢にヤキモチを焼き
お手伝いで大活躍し褒められる 殿に嫉妬を燃やす
勿論、そんな事では 兄妹の輪を乱し直ぐ孤立する

………(ー ー;)
マミヤに似たなぁ
長女が嫌で足掻いてたのも、姫くらいの歳だったかなぁ
だから 知ってるし、覚えてる

一つでイイから他兄妹と違うのが 欲しいんだょな(o_o)
方向けられた耳に 沢山の気持ちを伝えて
その内の 一つ位は覚えてて 欲しいもんな

でも、他の兄妹より下手な自分には気付けない分
現状は悪化してる気がして
寂しくなるんだょな
本当はそうでも無いのにな(⌒-⌒; )

心情は確実に生理現象へ発展しつつある中
無論カウンセリングや、小児科の話も進めている

でも、他人任せだけでは嫌なのはマミヤの特性
今、マミヤが出来る事
(姫と春)あの約束は、来年じゃ無くても守ってやりたい

まだ、チラホラとしか咲かない桜
大っきくて、綺麗で満開な桜
姫がビックリする程の桜
子供の事だ、思い出にも残らない事の方が多い

色んな事を無駄だ、無理だと、理詰めで諦める性分のマミヤには向かない行動だが……
姫の心が曇り切らない内に桜を見つけよう