テレビ番組では、ヒトの遺伝子に違いがあることをよく目にする。遺伝子のタイプが異なることでモノの感覚にも個性が出るようだ。「うまい」という人に対して「まずい」という人がいたり、同じ肩揉みでも「痛い」に対して「えっ、気持ちいいじゃん」…、「あのヒトすごく好き」に対して「私は裏があると思う」という感覚が神経に沿ってアタマの中へ走っていく。しかし、ヒトが他の動物とは違って進化できたのは『言語』という道具を手に入れて法や道徳を共有する社会を組み立てたからだと言われている。言語を共有することで、感覚や価値観が参考となる真ん中のゾーンと例外ゾーンが見えているのが現代社会になる。はじめにもどると、春の色は果たして『ピンク』?
Kは花粉症が3月から始まり他周囲よりも長引くため、春の季節をあまり好きではない。どちらかと言えば。黄色と感じる季節である。Aは春が いちばん好きだというが、Kには春という季節から少しも色気を感じ取ることができない。
いつも放課後はAとOと3人で勉強をしていると、一人の女性が近寄ってきた。気の強そうな顔…。看護助手をしてたらしいが、最近では看護助手をやっていた人がもっと上を目指して看護学校に入学するパターンが多くなっているらしい。
「あなたたち、なにやってんの。私も混ぜてくれない。私はNね。よろしくね。みんな、彼女いなそうだよね。はははは。よろしく。」
Nの目力にも驚いたが、初対面からストレートパンチを出してくるため除け切ることができなかった。しかし、Nが入ることで女性の声がグループ内にあるため、それにつられてもう一人も進入してきた。名前はYという女の子で、服からカビ臭い匂いがしたためちょっと驚いた。これを本人はどう感じているのか?クサイ人は自分の臭みや周囲の臭みに対して鈍感なのかもしれない。
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