病院にかかったときのもやもや

ありませんか??

 

伝えたいことのちょっとも伝わっていない

 

あんなに沢山検査したのに原因が分からない

 

「異常なし」と言われることの腑に落ちない感じ

 

じゃあ、どうしたいいの?ってなりませんかチーン

 

こちらは体調が悪くて受診したのに

原因不明で、途方に暮れる

とりあえずの薬がもらえるだけマシなのでしょうか

 

 

 

 それぞれの得意と不得意がある

 

西洋医学は「見える」ものに対してとても有効な治療法がたくさんあります

反対に「見えない」ものに対しては、「とりあえず」しかできない

説明できないんですね

 

東洋医学は、救急医療や外科的治療はできませんが

「見えていない」ものも説明することができます

 

「弁証」というのですが

病気の性質や程度、場所などを観察しその状態を明らかにすること

 

東洋医学はこの「弁証」をすることで治療法が決まるため

十分な問診、診察が鍵となっています

 

漢方薬局に勤めていたときは

初めての方はじっくり1時間かけてお話を伺っていました

 

今感じている不調は、どこからきているのか?

 

ご飯はどんなものを食べている?

間食はする?自炊する?

 

睡眠時間はどれくらい?

熟睡できてる?どんな夢をみる?

 

仕事はどんなことをしている?

休憩はとれる?立ち仕事?座りっぱなし?

 

どんな性格?怒りっぽい?

ネガティブになりやすい?無理に前向きにとらえる?

 

などなど、これまでの生活習慣や個性を伺うことで

「弁証」ができるのです

 

ですので、「え?なんで分かるんですか?」と言われることが多い

 

理由は、これまでの東洋医学が長い歴史のなかで

こんな人にはこんな症状が出る

こんな人にはこの漢方薬が効果があると

経験値から裏付けされてきたからです

 

全てのもは繋がっており

表と裏、熱と寒、陽と陰、多いと少ないのように対をなしている

 

心とカラダは切り離せない存在のため別々に考えません

 

 

ここまで診察で話を聴くのは、病院では難しいですね

 

合っていないとき

 

「前に先生が出してくれた漢方薬、効果がなかった」

 

これには問題点がいくつか考えられます

 

①弁証していない
 

なぜこの方にこの漢方薬なのか?説明できなければ、弁証していない証拠です

 

②問診不足

 

問診が不十分だと選ぶ漢方薬が違う場合があります

 

③効果が得られるまでしっかり服用していない

 

用量不足または飲み忘れの可能性

服用期間が短い(判断するに早い)

 

慢性的な不調は長いことで作られた体質から生じているため

その体質を変えるためにはそれ相応の時間がかかります

 

(すぐに効果がないと怒ったりする方は向いていないので病院へいきましょう)

 

1か月おきに状況を確認し3~6か月でようやく実感があり

2,3年継続して飲んで治療修了、が多い印象です。

 

これらの理由から、一概に「漢方薬が悪い」と判断してほしくないです

 

最初にも伝えましたが

東洋医学は長い長い歴史のなかでの経験が積み重なって

漢方薬の配合や証にあったものが選べるようになっています

 

副作用が少ないと言われるのはその点で

「副作用がない」という言葉は間違いですが

きちんと「弁証」して選ぶことができればほとんどデメリットは起きないのです

 

 

結論

漢方を専門的に学んで実践している医師や薬剤師、登録販売者に相談する

 

ここだけの話、ほとんどが病名で漢方薬を選んでいます

 

日本独自の選び方のため

体質を判断して適切な漢方薬を選ぶことはしていません

 

体質判定を間違えると効果がないどころか

副作用に繋がることもあるので

 

どんな人に相談するか?

きちんと選ぶ必要がありますね

 

 

今日も読んでくださりありがとうございます