シオリのブログ

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【読了範囲】
上巻のみ読了、そこから先はインターネットであらすじを読んで満足。

【文体】
絶対読みづらいんだろうなーと思って読み始めたら思いのほかすらすらと読めてびっくり。
軽い書き味の中に、さりげなく世界観が織り交ざっていてすごい。

【内容】
重い。読んでて閉塞感に息が苦しくなってくる。
驚きの世界観が次々に明らかになっていく近未来SFかと思ったら全然違った。

舞台はまさしく「ムラ」といった感じの重苦しさ。

序盤はその村の「異常さ」(ちがうな、「違和感」か)が徐々に明らかになっていく。
それが怖い。

そして日常が壊れる中盤、引き返せない怖さでどきどきする。

その先は「異常」でありながら泥臭い戦いが続いていく。
その異常さが常に背中合わせにある恐怖。

一応フィニッシングストローク的なものもありますが、まあ想定の範囲内かな。

読み終わった瞬間はホラーじゃなく設定小説だと思ってたけど、
こうやって整理してみると、きちんとホラーとして読んでいたんだな―と再発見。

中盤以降はあらすじしか読んでいないけど、世界観だけで相当怖さが伝わってきます。

ただ、どうしても私の場合は長い本はキャラとかシーンとかで好きな部分がないとつらくなってきてしまう。
ジャイアントキリングへの期待でもいいや。そういうのがほしいわけで。
あとホラー耐性も低いので、どうしても中巻以降には手がだせませんでした。

文章の書き方はきちんと分析してみたいな。