画像出典:Winstar*Extended 6.01.04 / Matrix Software
今回は、11月1日(金)の午後9時46分に起きる、さそり座の新月のメッセージをお届けします。
11月1日に起きる新月
新月が起きるさそり座は、水の星座です。
水の星座は感情を大事にします。
その中でも特にさそり座は常に「相手」を意識し、人と情緒的に、そして深く密な絆を強めようとします。
サソリは持っているその毒で相手を刺し、一瞬でその命を奪います。
さそり座のテーマとして「生と死」があげられるように、暗く隠れた闇から強い意思を持って生まれ変わる力、粘り強く何かに固執する力を持っています。
そしてここに太陽と月が重なるということは、普段の生活では見落とされがちな、「自分の心の奥深い場所」に焦点が当たるということを意味します。
今回の新月のテーマを活かせるかどうかは、「自分では痛くて覗きたくない深い部分」を意識するかしないかにかかっているのです。
新月が起きるさそり座の支配星
次に、新月が起きるさそり座の支配星を見ていきます。
さそり座には、副支配星の火星と支配星の冥王星という2つの支配星があります。
この2つの天体を見ると、火星はかに座の29°、冥王星はやぎ座の29°とぴったりオポジションの位置にあります。
2つの天体が正反対にあることで、それぞれのエネルギーの緊張、または対立といった関係を生み出します。
しかも、この火星は同じく「自分自身」を意味するアセンダント(上の図の「A」)ととても近い位置にあり、自分の「エゴ」が特に出やすい状態である、と言うことができます。
この火星はかに座にあり、あまり状態がよくありません。
つまり、火星の外に出たい、自分を表現したいという勢いが内にこもってしまい、なかなか発揮しづらい状態なのです。
さらにエゴが強い状態なので、それがモヤモヤとした気持ちにつながってしまうかもしれません。
そしてその真逆の位置にあるのは、やぎ座の冥王星。
地の星座であるやぎ座の冥王星は、社会的な強いこだわり、古い因習、権力、あるいは依存を意味します。
たとえば、会社の上司が今ではもう時代遅れの古いやり方を振りかざしてきたり、
自分の親が世間体を気にして、理不尽なことを言ってきたり。
そういった「昔ではよしとされてきた、あるいは表立って触れられなかった習慣」との間で、なかなかあなた自身が出し切れずにモヤモヤする、といった状況が考えられます。
火星と冥王星の裏の関係
表では真逆の位置にある火星と冥王星ですが、実は別の関係も隠されています。
それは、火星があるかに座の支配星である月と、冥王星があるやぎ座の支配星である土星との関係です。
月がある(つまり、今回の新月が起きる)さそり座9°から見て120°の位置に、うお座の土星が位置しています。
この配置は、2つの天体が助け合い、調和をするエネルギーです。
本来、うお座の土星は「相手に共感することへの苦手意識」を意味しますが、この土星は11月14日まで逆行しています。
そのため、本来の意味とは逆になり、「相手と共感していく」ことを意味します。
新月で感じている心の奥底にあるモヤモヤを、うお座の土星は感情豊かに受け止め、「そういう気持ちを持ってもいいんだよ」と許してくれる、そんなイメージです。
さらに、この火星と冥王星の180°には、さそり座の水星とうお座の海王星も絡んでいます。
この2つの天体はそれぞれ、火星と冥王星から60°または120°という角度に位置しています。
つまり、こちらも火星と冥王星の緊張状態が緩和するようサポートしてくれています。
さそり座の水星は「深く隠された場所への洞察力」を与えます。
11月1日さそり座の新月をまとめると
今までの要素をまとめると、次のようになります。
今までは見て見ぬふりをされてきた権威主義の物事のあり方、または逆らえない相手からの抑圧によって本当の自分自身が出しにくいと感じそうな暗示。
ただ、それを自分の心の奥深くに眠っている部分を見直すきっかけと捉えて、モヤモヤしている感情を抱きしめ、「こんな自分でも大丈夫」と許してあげることで、新たな自分を見つけていけるチャンス。
モヤモヤした時は日記を付けたり、瞑想をしたり、自分が好きなことに没頭することで、深い気づきが得られるかもしれないので、ぜひ試してみてください。
今回の新月の影響を大きく受けそうなのは・・・
さそり座 4~14度
おうし座 4~14度
しし座 4~14度
みずがめ座 4~14度
上記の度数に太陽・月・アセンダントを持っている方は、特に今回の新月の影響を大きく受ける可能性があります。ぜひご自分の出生図を確認してみてくださいね
今回のさそり座新月のメッセージは以上です
あなたのこれからの29日半が、星のエネルギーをうまく活用できる期間になることをお祈りしています。
【おまけ】
わたしは普段、外資系CAのお仕事をしているんですが、先日のフライトで、またもやアメリカはヒューストンに行ってきました
わりと長い滞在だったので、他のクルーとNASAヒューストン宇宙センターに行くことに
2011年まで宇宙に135回も行き、宇宙ステーション建築用などの資材を運んだスペースシャトル
スペースシャトルが着陸した空軍基地から、打ち上げセンターまでシャトルを運んだボーイング747
スペースシャトルの機内
上の銀色の部分がパカッと開いて、真上(真下?)に地球が輝く映像を見たことがある人もいるかと
他にもアポロ計画で使われたロケットや、ルイ・アームストロング機長を始め、初めて人が降り立った時の現場を再現した司令センターなどなど
アメリカが何十年もかけて、壮大なロマンを抱きながら(そして、莫大な資金もかけながら、、、)宇宙を探査してきた様子を見ることができてワクワクしました
後ほど、ホロスコープで各場所と自分との関係を見ることができる「アストロマップ」で自分とヒューストンとの相性を見たら、面白いことがわかりました。
こちらについては、また別の記事にしたいと思います