映画ファインディングニモの影響で一躍有名になり人気が高まったお魚です。

映画の公開時は「ニモブーム」により各地で乱獲などが問題化するなど社会現象にもなりました。

イソギンチャクと共生することでも有名ですが、特にハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクなどを好んで住処にします。

普通の魚ならイソギンチャクの刺胞毒によって麻痺してしまうのですが、カクレクマノミは体表から分泌される特殊な粘液によって刺胞毒から身を守っています。

そんなカクレクマノミですが、性転換をする魚としても有名です。

カクレクマノミは基本的に群れで生活します。

群れの中には大小様々な個体がいますが、その中で1番大きい個体がメス、2番目に大きい個体がオスになり、この2匹がカップルになり繁殖を行います。その他の個体は性別を持ちません。

万が一メスが死んでしまった場合は2番目に大きいオスがメスに、3番目に大きい個体がオスになり、再びカップルになります。

沢山の子孫を残す為、卵の数をより多くしようと1番大きい個体をメスとし、性転換までするとは賢いお魚ですね。まさに海の神秘です！

繁殖をする場合は、なるべくペアで飼い卵を産みつけやすいようにライブロックを置いてあげると比較的簡単に繁殖することが出来ますよ〜。

アクアリウムのレンタル、デザイン、メンテナンスなら株式会社EMAS DESIGNへ。

カクレクマノミ(1)