ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、ポール・W・S・アンダーソン監督・脚本のコンビ作品は結構面白かった。
今度の新シリーズ「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」を見る前に
作品紹介の記事をいくつか読んでみた。
それによると、原作のゲームファンには、
ジョヴォヴィッチ主演映画「バイオハザード」はイマイチと受け止められたらしい。
ゲームを全く知らないワタシは
第1作「バイオハザード」でその作品世界に魅せられていた。
ウィルス兵器の研究開発会社だから
ウィルス漏洩を防ぐセキュリティシステムと身体能力に秀でた特殊部隊の配置
近未来の最新防備などを「バイオハザード」は魅せてくれた。

今度の新シリーズ(ラストによると続きがありそう)は
女主人公の妹が登場して始まるのは、1980年の孤児院
そして1998年の現代へと転換する。
作品紹介によると、ジョヴォヴィッチ主演の世界とは違い
原作にかなり忠実な作品世界らしい。
つまり近未来のセキュリティシステムだったものが
今から25年も昔に戻るので
観客を驚かすような最新セキュリティも新兵器も登場しない。
見せ所は、ウィルス感染による人間や犬の変身バケモノ姿のはず
なのに……

マンガ「寄生獣」や「犬神」の変身シーンを もう少し勉強して欲しい
原作のゲームを全く知らない「バイオハザード」のファンもいる
(マトリックスに始まったワイヤーアクションは当然必要)
ジョヴォヴィッチのような特異な主人公には半端でない身体能力が必要だ
新シリーズ「バイオハザード」の主人公にも
そういった見せ所がないと、盛り上がりに欠けた単調な展開に陥ってしまう。

魂消るような映像を期待する
「バイオハザード」の場合は 変身中か変身後のバケモノの姿
"何なのよ!!"という 予想していない驚く展開が無いと 結構つまらない

 

昔だと特撮 今だとCG

ゼニをキチンとかければ 監督のイメージを 

かなり映像化することが可能になっている

説得力があるのは まず迫力の映像

そんな映像は無くとも

地味な展開で 有無を言わさず 納得させるも…

"意外"に地味だけど 予想外の運びに "拍手"ということもタマにはある

 

「バイオハザード」というのは

観客の期待が大きい題名

だから 次作で 度肝を抜いて欲しい

開き直るしかない

このままでは 失礼だが 面白くなりようがない