前回からの続きです![]()

風邪のお見舞いというひょんなことから、
桜井さんの自宅に行って一線を越えてしまいました![]()
帰り道のことは正直、
ぼんやりしていてあまり覚えていませんが、
たしか桜井さんとは「元気になったら映画でも見よう」
と話していたと思います。
あの日、家に入ってしまった自分に、
正直、少し後悔の念を抱いてしまいました![]()
楽しい時間も確かにあったのですが、
このパターンだと、
いつかセフレのような関係になってしまうのではないかという、
なんとも言えない喪失感があったのです。
それと同時に、
もし桜井さんが私のことを大事にしてくれたら、
付き合うという形になってもいいのではないかと、
心の中では半分以上その可能性を感じていたのです![]()
そんな複雑な思いを抱えながら、
普段通りに仕事に励もうとした矢先、
突然、寒気がしてきました![]()
どうしようもなく悪寒が襲い、
気づいたら仕事を早く切り上げることに![]()
帰りの車中で体がどんどん冷えていくのを感じ、
やがて熱も上がり始めたのです。
あの夜、桜井さんの風邪を、
私はしっかりと受け取ってしまったとすぐにわかりました![]()
家に着くと、布団に潜り込みながら、
寒気と戦いながらあの出来事を何度も振り返りました。
楽しかった記憶と同時に、
どうして自分はあんなに軽率だったのか、
そして、あの瞬間に何を考えていたのかと自問自答していました。
桜井さんとの関係が
どこか崩れてしまったのではないかという不安が、
心の隅にしみ込んでいるようです。
もしかしたら、
こうなったからには友達ではないよね?
という気持ちを
彼に押し付けたかったのかもしれません。
そうこうしているうちに夜が明けてしまい、
結局、体調不良により、
翌日は仕事を休むことにしました![]()
そんな中、
桜井さんからLINEが届きました![]()
「なろちゃんに会えたから元気になったよ!
いつ映画見に行こうか?」
よかった、普段通りの桜井さんだ!
と思った半面、ふと、
今度は私が具合悪いと伝えたら彼はうちに来てくれるのかな?
という疑問が生まれました![]()
