前回からの続きです![]()

私自身も体調を崩してしまいました![]()
あのとき、
桜井さんの家で罹患してしまったのかな、
ということしか心当たりはありませんでした![]()
そんな中、翌日、桜井さんから連絡があったので、
彼は私と同じようにお見舞いにきてくれるか?
ということを
どうしても試したい気持ちになりました。
私は、
「実はあの後体調崩してしまって、
熱もあって動くのがしんどいんだよね」
具合が悪かったことを正直に伝えると、
「もしかして、俺の風邪が移ったのかな?
ごめんね。温かくして、お大事に!」
と返信が返ってきました![]()
え、それだけ?
その言葉を見たとき、
正直、私は少し複雑な気持ちになりました![]()
もちろん、
彼が心配してくれていることは
伝わってきたのですが、
どこか淡白で、あまり踏み込んだ提案もなく、
ただ「お大事に」とだけ。
実際、
私は桜井さんのお見舞いにも行きましたが、
桜井さんは何も提案せず、
何となく冷めた態度でいるような気がして、
どうもモヤモヤする心持ちになってしまいました![]()
しかし、翌晩、
病院で処方された薬を飲んで安静にしていたとき、
桜井さんからまた連絡があり、
「大丈夫?代わってあげたいくらいだよ。
熱は下がった?」
と、少し心配そうな言葉が送られてきました。
私は解熱剤の効果もあって、
「今は大丈夫」
と伝えると、
「よかった。明日もまた連絡するからね」
と返事がありました。
桜井さんが具合が悪かったときに
「何かあったら言ってね!」と言った私の言葉が、
後になって思うとあまり良くなかったのかもしれません。
単なる社交辞令のつもりだったのに、
気遣いの気持ちを込めたかっただけなのに、
余計なひと言だったかもしれません![]()
いい子に思われたかったのだと思います![]()
とりあえず、
彼の連絡の中に感じる心配と優しさが
伝わってきたので、
悪い人ではないし、
本当に気にかけてくれているのだと
受け止めることにしました![]()
ただ、あのときの私自身の行動
――お見舞いの時に起きたことが、
結果的に彼の態度をも左右しているのかもしれません。
結局、桜井さんとのその後のやり取りは、
私の体調が回復するまで続きました![]()
しかし、あの夜の出来事は、
私にとっては苦い記憶として心に残り、
これからの私たちの関係について、
どう折り合いをつけていくかを考えさせられる出来事となのは変わりません![]()
