僕がそれを続けて来れたのは
よくある話だが
「憧れの人」がいたからだ。
その人に近づきたくて
その人と同じ場所に立ちたくて
ただそれだけの想いで
ひたすらに練習を重ねた日々。
どんなに練習が厳しくても
その人を想えば頑張れた。
辛いことなんてなかった。
出会いは本当に些細で一方的。
相手は僕のことなんて認識なんかしてなくって、
視界にすら入らず
記憶にすら残ってなかったと思う。
でも、
僕はあなたに一瞬で
心奪われた。
あなたは僕が欲する
全てを持っていて
僕の中に
強く強く残った。
その日の衝撃は
色褪せることはなくて
僕の中に芽生えた
強い憧れは
目標、夢、意義、理由となって
毎日を輝かせてくれた。
大袈裟なまでに、本当に。
誰かのためになら頑張れる
他人為主義な自分が
唯一
自分のために頑張ろうと思った
きっかけの人。
でも、
そう思って
頑張って頑張って頑張った先、
少しあの人に近づけたと思った時には
もう表舞台であの人を見ることはなくなっていた。
目標を見失ってからは
徐々に力を失っていく感じ。
何のために頑張ってきたのか
これから何のために頑張ればいいのか
自分が欠けた感じがした。
それでも、
いつかきっと、の想いが捨てられず
何とはなしに続けてきたけれど、
それもそろそろ限界。
自分で限界を決めるのは
諦めるのは嫌いだったけど
「もう、いいかな」
って。
惰性で続けることが辛かった。
意味なく続けることがしんどかった。
楽しめていたことが
好きだったことが
嫌いになりそうで怖かった。
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でも、あなたは
そんな僕の目の前に
また現れた。
それが
それだけのことが
ただただ
どれだけ救われたことか。
あなたはまた
僕に標を与えてくれたんだ。
一方的な感情
憧れの気持ちが
こんなに自分を強くしてくれるんだと
気づけたのは
あなたのおかげ。
少しオーバーな言い方だと
自分でも思うけど(笑)、
あなたは
僕の生きていく意味
その一つ。
いつも遠くから見るだけだったけど、
一度だけ言葉を交わしたことがあった。
その時は緊張して言えなかったけど、
次、
同じ場所に立った時は
必ず伝えようと思う。
自分のありのままの想いを。