皆さんこんにちは。
今回も引き続き、本を読んでいただいた皆様の質問に答えていきたいと思います。
このようなご質問が来ました。
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草食系リーダーの本、あっという間に読み切りました。
分かりやすく書かれていて、読みやすかったです。
さて、一つ質問があります。
うちの会社にはいわゆる「草食系」の社員がたくさんおります。
彼らは、決して自分からガツガツ仕事を取りに行こうとしません。
困ったもんです(笑)
ただ、この中から、将来リーダーになるやつが出てきてほしいと思ってます。
中武さんの言う草食系リーダーに育てるにはどうしたらいいでしょうか?
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ご質問ありがとうございました。
最近は、ガツガツ系の人が若い人に少なくて、結構どこの会社様でも困っておられますね。
では、お答えを。
結論から言えば、「決めさせる」権限を与え、それを尊重することです。
リーダーとはどんなことをする人でしょうか?
ビジネス書の中で「リーダー」のことが書かれている本は山ほどあります。(私の本もそうです(笑))
過去2000冊以上ビジネス書を読んだ中で、「リーダー」の定義はあらゆる本に書かれています。
それらを読み解く中で、どの本にも共通で出てくるキーワードが2つあるのです。
それは・・・
①「決める」こと
②「人に影響を与える」こと
です。
優先順位は①が先、②が後です。
リーダーがすべきことを究極に絞るならば、この2つでしょう。
その上で優先順位①の「決める」にフォーカスし、それを徹底的にやらせるのです。
そして、決めたら、失敗しても最後までやらせる。
この繰り返しこそがリーダー育成の基本です。
研修を行っている立場で言うのもなんですが、リーダー研修はあまり意味がありません(笑)。
ものの考え方は理解出来るでしょうが、本質的なリーダーシップは身に付きません。
それよりも現場で「決める」経験を何回積めるかが大切だと考えます。
そして、その過程で経営者に必要なのは「我慢」です。
決めた内容を見るにつけ、「危うい」ものがたくさんあると思うのです。
そこをどれだけ我慢できるか?
リーダー育成がうまい会社はその「我慢」を知っています。
ぜひ参考になさってくださいね。
いかがでしょうか?
まだまだ多数のご相談をいただいています。
随時、このページでお答えしていくようにします。
今日もお読みいただき、ありがとうございます!