ここは暗い
暗すぎる
暗くて何も見えなくなった
ぐちゃぐちゃだったから
ぐちゃぐちゃになった
上も下もわからないほど
尖って飛び出て荒んでしまって
なにも見えなくなってしまった
ここは暗い
ひのあたらないここはとても暗い
おひさまはかみさまだ
あめはとてもあたたかい包容力にみちている
どんよりと居座るぶ厚い雲が泣かずにいたから
ごろりと横たわるようにひのひかりを遮ったから
ずっとずっと隠してた
くらい
ここは暗い
戸棚の奥よりベッドの下より押入れの隙間より
暗いのかもしれない
あてもなくふらついてぐちゃぐちゃに絡まって
駆け出して転んでもっとぐちゃぐちゃになって
見上げたその雲の上が
恨めしくも美しく感じた
だからこの手で守りたいとここから声なき声で泣き叫ぶしかなかった
