ピアノはじめました。。

ピアノはじめました。。

平成最後の春。何故かピアノの練習を始めました。

ウォールギャラリーのピアノで、ほんの少しの自信をつけた私は
いよいよ。神戸市営地下鉄海岸線・新長田駅へ向かいます。

 


海岸線は新長田から三宮までの10駅全てにストリートピアノが設置されているのです。

一日で回る量もこれ以上多いとしんどいし。
10駅でコンプリートできるのも理想的とも思えました。

 

きっと。私のことだから目の前にピアノがあっても

誰かが弾いてるから時間掛かりそう。
ちょっと人通りが多いからやめとこう。
とか、弾かない理由を次々に考えてやめてしまいそうだと思ったんです。

10駅全て弾くと最初に決めて。逃げ道をなくしました。
もう下手だろうが、なんだろうが、弾くしかない。

 

『神戸海岸線ストリートピアノ全部弾くまで帰れまテン!』

いよいよスタート。

 

1.新長田駅 改札内
海岸線と山手線の連絡通路の少し奥まったところにおいてありました。
そんなに人通りは多くはないものの。
全く無人になるような時間はなくて、いつも誰かが歩いている感じです。
やっぱり。ドキドキしてきますし。。
全部弾く!って決めてなかったらスルーしてたかも知れませんw
幸いなのは、人通りを背にピアノと壁に向かって弾けるので
比較的。ピアノを弾くことに没頭できると思います。

意を決して(大袈裟)はじめての駅ピアノを弾いてみました。
さきほどのウォールギャラリーのピアノと較べると、少し音量は大きかったです。
その分。調律の狂いもわかるし、錆た弦の音もします。
ダンパーが効かずに伸びっぱなしの音があったり、コンディションはお世辞にも良いとは言えない状態でした。
人が歩いてるのを感じる。比較的音は響いてる。
そういう不安感からか、途中何度か躓きましたが最後まで弾くことができました。

 

2.駒ヶ林駅 改札外
この駅では改札外の通路に置いてありました。
他の商業施設なども併設されていないので、地下鉄の到着時のみ
利用客が通る程度なので、そのタイミングさえ外せばほぼ無人状態になります。
ここのピアノも少し調律は甘いですが、コンディションはまずまず。

人がいないと、ほぼノーミスで弾けるのが、ビビリーのビビリーたる所以ですw

 

3.苅藻駅 改札外
この駅ピアノも改札外ですが、場所が改札の正面であること
切符売り場や駅員室も近いことから、少し緊張する要素が強かったです。
しかも。ピアノのコンディションも良く。調律もあまりズレていません。
今回の駅ピアノの中では最高に響くピアノという感触でした。
個人的な感触で言えば『鳴り過ぎ』とも思えましたが。。

冷静に考えると、これが本来の音なんですね。
自然なアコースティック・ピアノの音がそこにありました。

いつのまにか鳴らないピアノに慣らされていた感じもします。
鳴らないピアノを望んでいた自分がいます。
鳴るピアノを鳴らさないように演奏していた自分がいます。


いろんなピアノを1台でも多く弾くことの重要性に気づきはじめました。

 

(つづく)