昨日今日と2日間、日本福祉大学の美浜キャンパスで行われた
『障害者スポーツ研究』のスクーリングに参加してきました
まずは担当講師の講義でスタートしましたが、その方は、
左手がほとんど動かない肢体不自由な方で、ご自身の経験を活かし、
障害者がスポーツを通して、自信を持ったり友達ができたり、
こもりがちの生活から活き活きした毎日になるきっかけになるよう
指導はもちろん、ボランティアなど様々な活動をしている方で、
どの言葉も心にグッと入ってくる素敵な先生でした
授業では、まず障害のある方が楽しめるレクリエーションを考えました
私たちのグループは、丸めた新聞紙や風船、ボールなど色んなものを用意し、
自分が掴んだり投げたり出来るものを複数の段ボールに入れていく
『ゴミ箱ポイポイ』を考えましたが、他の班と比べるとイマイチだったな笑
知的障害者には、得点など分かりやすくするために、
点数別に色分けしたり、ルールを分かりやすくシンプルにするのが良いとか、
指定のものを倒したらマイナス何点とかは子供は楽しめないから、
プラスの要素を取り入れた方がいいとか、色んなアドバイスをもらいました
初日のスポーツ体験は車椅子バスケと車椅子卓球
卓球は動き回れないし目線が低いゆえの難しさがありましたね
そして想像してたより楽しかったのが、車椅子バスケットです
車椅子に乗って思ったのが、まずスピードをだして車椅子をこぐのが、
めちゃめちゃ力いるし、自由自在に動くのが難しいということ
そしてツインバスケットボールという低いゴールもありましたが、
ひとつは普通の高さのゴールで、立ってても入るか入らないかなので、
座ったまま入るわけもなく、何度やっても縁に当たるのがやっとでしたよ
でも、思いっきりぶつかったりしながらかなりエキサイトしましたね
障害者だけじゃなく、健常者も楽しめる競技だな〜と感じました
炎天下の中、フライングディスクをやりましたよ〜
30度近くまであり、日差しも強かったのでヘロヘロになりながらも、
距離を競ったり、ボードに当てたり、輪の中に入れたり、
バリエーションが豊かなフライングディスクなので、
まるで遊園地のアトラクションのように楽しみました
同じクラスにいた車椅子の方たちも同じペースでプレーしてたので、
障害のあるなしに関わらず、みんなで楽しめるのも実感しましたね
そして最後は、シッティングバレーという座りながらのバレーボール
これがまた辛いのなんのお尻を浮かさずボールを打ったり、
受けたりするのが難しいし、手を使いながら移動するのも一苦労
ふくらはぎも移動の摩擦で擦れて痛いし、手のひらも痛い泣
障害者の方でスポーツをする方が、残っている能力を最大限に活かし、
私たち健常者以上に鍛えてあげて臨んでるんだなと改めて実感しました
シッティングバレーボールの時は、聴覚障害のある方と、
同じチームでしたが、スポーツして楽しんでると、
なんかそういうの忘れて盛り上がれますよね
初めて会った方ばかりなのに、みんな笑顔で励ましあいながら、
プレーしていく中で、スポーツだからこそ無意識に出来るコミュニケーションとか
一緒に運動した後にグッと近くなる人間関係とか、教科書ではわからない
いろんな可能性を、今回の体験を通して知ることができました
障害者スポーツは、勿論リハビリ的な効果もありますが、
出来ないことばかりに目を向けず、出来ることを模索しながら
行っていき成功体験を重ねることで、日常生活への自信につながったり、
スポーツの場で、様々な障害のある方に出会いながら、
自分だけじゃなく、他の人も同じなんだと共感しあえる仲間が出来たり、
ただ健康的になるだけじゃなく色んな効果がありますよね
来年の春には、初級障がい者スポーツ指導員の資格が取れるので、
今回感じた気持ちを忘れずに、この経験を活かして何か出来ればと思います