今回は陰謀論を信じる人②という事でお話ししていきます。
陰謀論を信じる人については以前も記事にしていますのでそちらも併せてお読みください。
以前も陰謀論を信じる人がどう言う人かについて書いていますが、今回はまた別の角度からお話ししていきます。
陰謀論にハマり信じてしまう人と言うのは非常に孤独な人です。
周りに信頼できる友人、家族がいない。
自分が自分たりえる軸がない。社会に属していたとしても自分の軸というものがないので常に孤独感を抱えている。
実際には友人も家族もいるのだけどその中で孤独感を募らせている人。
誰かなんとかして、もっと私にかまって、と拠り所のなさを抱えている。
そんな時に大災害や大事故、大事件が起きれば怖くて仕方がない。不安で仕方がない。
とても一人で受け止め切れない。
それを一緒に受け止めてくれる友人や家族がいないから。
そんな時にネット上の陰謀論者と出会ってしまう。
彼らは人工地震だ、工作員による演技だ、と実際には災害も事故も事件も起きていないと言って安心させてくれます。
国が監視しているけどこうすれば大丈夫だよ、と自分たちだけの特別な解決法を教えてくれます。
そしてSNS上でそのような情報に一度アクセスすると陰謀論者の発信ばかりおすすめとして目に触れるようになってしまう。
正しい情報が小さくなり陰謀論が大きくなる。
すると陰謀論を信じる人にとっては陰謀論が正しく正規な情報として置き換わってしまうのです。
陰謀論者の輪の中にいれば世の多くの人は何もわかっていない馬鹿者だけどあなたは選ばれし覚醒者だと認めてもらえます。
自尊心が満たされます。
こうなってしまってはいくら家族であっても目を覚まさせる事は至難の業です。
陰謀論にハマり込む前に心をさらけ出して認め合える人間関係を作っておかなければなりません。
周りの人間の気遣いも大事です。家族や友人が不安を口に出したら「そんな事」と突っぱねるのではなく心の内をしっかり受け止めてあげることです。
しかし何と言っても本人です。
自分から心をさらけ出したり、困った時には人を頼ったり、そういう信頼関係を日頃から作る努力。
そして自分の軸を確立しておく事です。
軸とは人に流されない「我」の事ではなく、自分に対する信頼です。
自分はきっと大丈夫、と自分で自分を信頼する。そんな事を一つ一つ積み上げていってください。