今回は大人が精神的に自立する方法ついてお話ししていきたいと思います。
今回お話しする自立とは金銭的に親に頼らず自活する自立ではなく、精神的な自立についてです。
子どもから大人に成長していく段階で自然と自立できるのが理想ですが上手く自立できていない大人というのも結構存在しています。
そんな人たちも自立しなくては、と頑張ってはいるのですが空回りしてしまっている人が多い印象です。
精神的な自立をするんだ!出来ているんだ!と思い込みたい人は強くあることを自立だと勘違いしているのかもしれません。
誰にも頼らないとか、仕事などでこれだけのことが出来るんだとか。強がっているばかりでは実は精神的自立とは逆方向に進んでしまっているのです。
自立できていないからこそ他人を厳しく批判してしまう人もいます。
自分もこんなに頑張っているんだから、頑張れていないあなたが甘い!とかね。
Xでもこう言った正論すぎる正論で他人を攻撃している人をよく見かけます。
精神的に自立できていないから自意識を拗らせて他人を攻撃し始めるのです。
こんなに出来ている自分や、こんなに出来ていない他人など周りと比較しなければ自分を保てない様な人はとても精神的に自立しているとは言えません。
精神的に自立する方法はその真逆。
何も出来ない自分を認めることから始まります。
周りから見たら自分なんて大したことない奴だ、でもそれで良いじゃないか。
そう思えることが自己肯定感につながるのです。
大したことない奴なのに自己肯定感?と思われるかもしれません。
でも何者でもない自分を認めることができればわざわざ他人を攻撃して自分を保つ必要はなくなります。
気楽で生きるのがずっと楽になります。
注意して欲しいのは何者でもない自分に対して卑屈にならないことです。
「どうせ自分なんて」と思ってジメジメしないこと。
その辺の石ころだってその他大勢だって本人が楽しければそれでいい。そう思えればムキになって疲れ果てることもありませんからね。
そうして精神的自立を手に入れてからそれぞれの頑張るべきことに取り組めば良いのです。
他人に敵対心剥き出しで躍起になって頑張るのではなく、張り合うべき相手は常に自分。
過去の自分と比較してこんなにできるようになったな、こんなに成長したなと思える。
そして何者でもない自分だからこそ必要なタイミングで人に頼ることもできる。
敵対や攻撃ではなく支え合い、それが精神的に自立した大人の姿なのです。