【音楽朗読劇「黑世界 -雨下の章-」】
場所:クールジャパンパーク大阪、WWホール
元モーニング娘。・鞘師里保さん主演の音楽朗読劇、
「黑世界」の大阪公演を観てきました。
「雨下」「日和」という、2つの章がありましたが、
日にちは2回に分かれたものの、両方とも行くことが出来た。
舞台を「現場」と表現して良いのかは、毎回分からなくなるのだけど、
とりあえず、コロナ禍で「実際に現場に行く」という習慣から、
久しく遠ざかっていた今年。
バラード形式で復活したハロコンも、結局行けないままだったので、
僕にとっては、2月に神戸で行われた、
こぶしファクトリーのリリイベ以来、10ヵ月ぶりのヲタ活でした。
僕がハロプロファンになったのは、2017年の晩秋ですが、
その頃には、鞘師さんはとっくにモーニング娘。を卒業していて、
活動もしていない状況。
その為、鞘師さんを生で見たことは、これまで1度もなく、
まず、拝見出来る時点で、大変楽しみだった。
活動再開を聞いたときには、
「今後、見れる機会があるかもしれない」とは思いましたが、
まさか、こんなに早く訪れるとは。
ちなみに、僕がハロプロファンになった時点で、既にOGだった、
という面子を生で見るのは、鞘師さんで7人目。
他は、初拝見が早い順に、
田村芽実さん、矢島舞美さん、真野恵里菜さん、夏焼雅さん、
道重さゆみさん、そして鈴木愛理さんになります。
そして今回の朗読劇は、
2014年にモーニング娘。とスマイレージが参加した、
「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」の後日談とのこと。
勿論、後追いにはなるのですが、
この「リリウム」は、僕がモー娘。ファンになったばかりの頃に、
たまたま某所で動画を閲覧し、大変印象に残った作品。
結果的に、少し前までろくにハロプロを知らなかった人間が、
初めて、関連商品を購入することになりました。
前も書いた気がしますが、最終的にはちゃんと買ったので、
最初の経緯は許して下さい、という心境です(苦笑
そしてこの作品に、スマイレージのメンバーが出演していたことは、
まだ「モーニング娘。のファン」、というだけだった当時の僕が、
アンジュルム、そして後にはハロプロ全体にまで、
興味が拡大していく、最初のきっかけにもなった。
本格的にファンになるまでには、少しタイムラグはあった為、
既に卒業していた、福田花音さんや田村芽実さんは分かるのに、
「リリウム」以降に加入したアンジュルムのメンバーは、
ちゃんと覚えていないという期間もありましたが(^_^;
とりあえず、そんなこんなで「リリウム」は、
僕にとっては、ハロプロファンになっていく流れの中で、
色々なきっかけになっている、とても重要な作品。
純粋に内容や世界観も、お気に入りだった為、
その直接的な後日談というのは、
鞘師さんが見れるのとは別に、大変惹かれる要素だった。
しかも別の内容が、2章あるとのこと。
チケット代は1万円と、かなり高めだったけど、
ヲタ活自体が非常に久々、という謎の高揚感も相まって、
結果的に、「雨下」と「日和」の両章とも購入した次第。
ただ、ちゃんと調べていたわけではなかったので、
大阪でも公演があると知ったのは、開始の数日前。
同じ日で済ませる、というわけにはいかず、
「雨下」が19日で、「日和」が20日という結果になりました。
尚、「リリウム」は、今では同じ脚本家による一連の作品、
「TRUMPシリーズ」の括りに含まれるので、
今作も、要は「TRUMPシリーズ」の1つ。
非常に人気が高く、船木結さんや岡村美波さん等、
ハロプロのメンバーにも、ファンが結構いるようですね。
僕自身は、「リリウム」以外の作品は、
「リリウム」のDVDを、ちゃんと購入した時に一緒に買った、
1作目の「TRUMP」しか、見たことはないという状況ですが。
会場となる、「クールジャパンパーク大阪」は、
正直、これまで全く聞いたことがなかったです。
調べてみると、大阪城公園内に昨年出来たということで、
かなり新しい建物だった。
ホールは「WW」「TT」「SS」の3つあり、
命名は鞘師さんとも縁のある、明石家さんまさんらしい。
今回はその中で一番大きい、「WWホール」での開催でした。
今の状況を考えると、極力遅めの到着のほうが良いのだろう、
とは思ったのですが、あまりギリギリは、
電車の遅延の可能性を考えると怖い。
僕はとても方向音痴なので、その面でも不安があり、
1日目は、開場の30分前には着くように家を出ました。
結果的には、駅からはやや歩いたものの、
特に迷うこともなく、到着することが出来ましたが。
周囲には、特に時間を潰せるところはなくて、
ルートの分かり易さを考えたら、
翌日は、もう少し遅くても大丈夫かな、という感じでした。
その後、なんやかんやで開場の時間に。
本格的な?コロナ禍では、初のヲタ活になりましたが、
入場時に検温があったり、チケットをもぎるのは自分自身、
というところ等で、随所に影響を感じた。
勿論、席は1つずつ空席を挟んでいましたし、
時事系列が飛ぶけど、終了後も退場規制だった。
あと不謹慎かもしれないですが、入場直後に渡されたのが、
今回の劇名がプリントされた「マスク」だったのは、
なんだか可笑しかったですね(^_^;
平常下なら、ティッシュとかだったんでしょうかね。
それはさておき、会場内ではミストが出され、
効果音として、風音や鐘の音も。
いかにも「リリウム」(というより「TRUMP」シリーズ?)の世界観で、
より期待が高まっていくことになりました。
その後、更に時は流れてゆき、
特に遅延もなく予定通りに公演はスタート。
複数の短編を組み合わせた形式で、計2時間10分の内容だった。
結果としては、正直1つだけ「何これ?」という、
よう分からん章がありましたが、
それ以外は、どれも大変素晴らしかったです。
「リリウム」を見ていると、「おお!」となる場面も随所にあった。
鞘師さんが、当時演じたリリー役で出演していという点以外にも、
他のキャラクターの名前が出てきたり、
口癖が同じだからと、ある役がチェリーという名前になったり、
スノウフレークの花が、終盤に重要な役割を果たしたり等。
序盤には、記憶を振り返る中で、リリウムのラストシーンを、
鞘師さんが、絶叫込みで再度演じている場面があり、
これを見れたのは、特に感激だった。
他には、コミカルなところで、
鞘師さんが倒れるときに、「バタンキュー」と言う場面もあり、
これも、「リリウム」ファンには嬉しい演出。
そこに限らず、「音楽朗読劇」とは言いつつも、
ソーシャルディスタンスは保ちつつも、非常に動きが多く、
半分以上は、「演劇」という感じだった。
単語が出てきた流れで触れると、「音楽朗読劇」ということで、
当然、キャストが歌う場面が何度もありました。
鞘師さんの歌声が聴けるというのも、
モーニング娘。時代を、直接知らない身には、
非常に嬉しい要素ですね。
またバックの音楽は、「リリウム」で聴いたものが多数流れていた。
これに関しては、「リリウム」というよりは、
シリーズ全体で、同じものが使われているのでしょうが。
とりあえずそこを含めて、他の作品をほぼ見ていない立場でも、
充分に楽しめる内容になっていました。
「リリウム」云々以外では、
鞘師さん演じるリリーが広島弁になってしまう、という場面があり、
何だか可愛かったのも印象的だった。
鞘師さんの話からも離れると、キャストの中に、
SOPHIAのボーカル・松岡充氏がいたのが、
個人的なミーハー心をとても刺激されました(笑)
正直、SOPHIAの大ファンだった、というわけではないけど、
一番の代表曲であろう『街』をはじめ、好きなものが結構あって、
学生時代には結構聴いていたので。
ただ、キャストをちゃんと調べずに行っていたので、
事前の段階は、松岡氏の出演を把握していなかった。
松岡氏の演じる役が歌う場面で、「あれ…?」となり、
聴いているうちに、徐々に確信に変わり、
最後には心の中で思わず、
「SOPHIAやん!」と叫んでしまったのでした(^_^;
ヲタ活が久々だったのは、前述の通りですが、
それに加えると、そもそも舞台を観に行くこと自体、
ハロプロファンになる前の、2017年6月以来だった。
しかし2時間以上の長さが、全く苦にならない感じで、
「雨下の章」の観劇は終了。
翌日の「日和の章」も、大変楽しみにしつつ、
この日の帰路に就いたのでした。