クーゲルシュライバー! | ELUNちゃんのブログ

クーゲルシュライバー!

こんばんは



ドイツ語ではボールペンのことを

クーゲルシュライバー と発音するらしいです。

なんだかビームソードみたいですよね!
手のひらサイズのボールペンも
ドイツ語にすると荘厳でかっこいいです。


明日はドイツ語のテストなので
まじめ半分、休憩半分、くらいのペースで
こつこつがんばっています。


今日は、私の好きなドイツの小説を
紹介させていただきますね。




メルヒェン (新潮文庫)/ヘッセ
¥380
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「車輪の下」で有名なヘッセの「メルヒェン」です。


まさに大人のための童話集です。

普段、そこまで意識しているわけではないけれど
なんとなく悲しいこと
というのは案外たくさんあって

そこまで意識しないことというのは
大きすぎるテーマだからだったりします


ヘッセの童話は
美しい文章のスプーンを使って
大きい器から悲しみをすくいあげるようだから
胸がしめつけられます



「誰からも愛される子に育つよう
魔法をかけられた少年は
簡単に愛されるがゆえに
人を愛せないまま育ってしまった」
『アウグスツス』


「死体をたくさんの花で覆うため
花を求めて違う星に向かうが
そこで目撃したのは戦争の後だった」
『別な星の奇妙なたより』


「なんでも願いをかなえてやろう、
という鏡屋に、僕は山になりたいと願った」
『ファルドゥム』



などなど。
童話って、グリムやアンデルセンばっかりじゃないんですよ!!
もちろん、日本にも素敵な童話作家さんがいるので
それはまた後日、紹介させていただきますね。


それでは、失礼します^^