エルクレスト下北沢店
鍼灸師の木村佑介です
昨日の続きになります
私達、鍼灸師は現代医学のように機器を使った診断が出来ません。
そこで発達しているのが、患者様一人一人から情報を入手する方法です!!
例として
①脈診→脈で異常を見つける
②腹診→お腹で異常を見つける
③舌診→舌の状態を観察する
④背候診→背中の状態を観察する
といった方法です。
初めて受けられる人にとっては、こういった診察方法は異質に感じるようです
例えば腰が痛いのに、なんで脈や腹を診るんだろう?と思うのは当然かと思います。
「腰が痛かったら、腰を診るべき!!」
ではない所に東洋医学の良さがあります✨
東洋医学では、例えば腰が痛いという方が来た時に「なぜ、そこが痛いのか?」という所から思考をスタートさせます。
筋肉の問題だけなのか?
それとも、食生活や、職場環境などが影響しているのか?
東洋医学的に見た時の、経絡なのか?その他の要因なのか?
こういったように多角的に捉えて、治療手段を絞り込んでいきます。
だから、腰が痛くても、足に鍼をすることもあるし、腕に鍼をすることもあります。
不思議な治療であることは否めませんが、良くなれば良いという気持ちくらいで臨むのもありなのかなと感じています!