今日の内容は前回の続きです。
前回もご紹介したドローインは、お腹を引っ込める事で、腹横筋の活動を促し、結果として腰椎の安定化に寄与します。
腹横筋自体が、胸腰筋膜という場所に接続している事が要因で、収縮と共に胸腰筋膜を引っ張るからです。
関節にも、スタビリティ(安定化に働く)、モビリティ(活動性に富む)の2つがあり、腰(=腰椎)の関節=腰椎椎間関節は、スタビリティ関節に分類されています。
その上下の関節である胸椎椎間関節、あるいは股関節といった関節は、モビリティ関節に分類されており、より大きな可動性を要求されるような場所です。
本来動きが要求されるこの関節は、スタビリティ関節である腰椎椎間関節の安定化があってこその働きです。
そして、この安定化に対して有効なのがドローインです。
ドローインで、本来安定化に働く関節を安定化させ、活動性を高くしたい股関節は胸椎椎間関節を機能させる事で、腰の余分な働きを避け、この方向から腰痛の対策が出来るのではないかと考えています。
パワープレートを使用したトレーニングでも、この考えを元に、動かす場所は徹底的にという形で行っています。