いま流行ってる
花束みたいな恋をした見に行った
理由は
涙活なような感じと
やや同じような経験をした気がしていて
その経験を
客観的に見たくても主観が邪魔して無理やり理解して受け入れてる感じで
映画で見れば客観的に見れる気がして納得したかった
もう3年も経つのになんだかんだ引きずってる
女々しい限り
渋谷の劇場で独り
見る前にペットボトルの午後ティーを買った
いつも飲まない午後ティー
甘々な涙を流そうと謎の魂胆
席はほぼ満員だった
独りでポツリと見たかったが残念。
周りはカップルとキャピキャピな女子大生とかで埋め尽くされてる中
お洒落が辞書に載ってないような小汚く眼鏡の格好でいった
オッサンだ着実に。。。見終わったら若返りますように。。。と願う
左にはカップルが座り
右には独りで見にきたほぼ同年代のような単独の女性
独りで見にくる女性。
どういう動機で独りで見に来るのか妄想がかけめぐる。
過去の忘れられない恋愛があって
映画の中にその恋愛と重なるシーンがあって自分と重ねて何度も何度も重ねて心がギューっとなって溢れて泣きたいんだろう
さては俺と同じで引きずってるな
見終わった頃には気持ちが晴れて次の恋愛できるとあいねと祈りつつ
その恋愛は私としていただけないかと下心を抱きながら映画が始まる。
出会いから楽しい期間は
出会いのとこは全く共感できなかったけど
楽しい期間はけっこう共感できた
かなりできた。
開始20分で軽ススリ泣き
すれ違いが始まってある程度時間経った時
彼氏の先輩が亡くなってしまう
彼氏はひどく落胆して彼女もその先輩とも交流があるから一緒に悲しんでくれるかと思ったら
彼女は悲しまなかった。葬式で疲れてそのまま寝た。
自分も同じような経験してる。
付き合ってた彼女のおばあちゃんが亡くなった時
俺は共感してあげる事ができなかった
本当は一緒に共感してできる限り側にいたかったけど
ブレーキがかかった
その頃はまだ同棲はしていたがもう修復できないぐらいの関係性で
付き合ってるのに赤の他人みたいな感覚で
他人のようになってしまった自分が踏み込んでいいのか躊躇してしまった
なんなら向こうも向こうで他人が首突っ込むなと言ってくるかもしれない
でも躊躇せずに後ろから抱きしめて一緒に共感したかった
後悔。
別れを決意してから
最後くらい毎日楽しく過ごそうもすごく共感できた
別れ話の時に
あんな別れるいってたのに男側がやっぱり別れたくないも共感できた。将来語ってなんとかなるよって。
昔の自分と重なります。
同棲解消してすぐには物件見つからなくて
見つかるまでは何ヶ月か一緒にダラダラ過ごすも共感できる
あの時本当はこんな気持ちだったんだよね
で答え合わせする時も共感できた
別れるまでが綺麗すぎるのは共感できなかったな
自分はドロドロだったからだと思う。
自分の経験した事は恋愛のあるあるだったんだなと
認識した。
客観的にはみれた自分は振られて当たり前だった
ボチボチ泣いた。
隣の女の子もシーンは違うが啜り泣いてた
泣いてるのを感じて
カフェでも入って一緒に語りたい気持ちになりつつある
映画が終わる
照明がつく
女の子がワイヤレスイヤホン片方を落として俺の足元に転がり
脳内で会議が始まる
お互い単独同士で見にきてて席も隣
お互い何かザワザワ感に襲われててもおかしくない
こんな恋愛映画見終わって
偶然隣が単独
映画のセリフの何かが始まるかもしれないと
もろパクリして
何かが始まりそうだと思って声かけました
これでいい
しかも
このタイミングでイヤホン落とすか
向こうもなにかしら抱いてる
間違いない
イヤホンを渡して
マジマジと彼女は俺をみつめる
一礼して去ってく
そうだよなあ
菅田将暉じゃないもんな
ましてや
お洒落もしてかなかったしな
こうやってチャンス逃すんだよな
日頃の準備だよな
いつでも準備しとこう。
帰ったら洗濯して支払いして寝ようと
思いながら帰った
深夜になに書いてるんだろう
おやすみ