elmojennyのブログ

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音楽の話と、ちょっと車の話をしよう

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先日、購入予定もないのにマンションの説明会に出かけたら、はじめのプレゼンテーションで Stacey Kent の歌声が流れていた。曲は "If I were a bell" で、至極ポピュラーな曲だったのに、わたしは彼女がその曲を歌う作品をもっていなかった。帰ってから曲名で作品をさがして直ちに購入にいたった。


Stacey の作品で自分が持っているのは、The boy next doorBreakfast On The Morning Tram で、今回 Dreamer In Concert が愛聴版の仲間入りをした。






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この Dreamer In Concert はライブレコーディングで、前述の2作品に収録されている曲も何曲か聴くことができる。


個性豊かなジャズシンガーの中では、彼女の歌声は特別特徴があるわけでもないのだけれど、わたしはとてもチャーミングな歌い方が好きで、よく CD を取り出して聴いている。








Fourplayの13作目となる2012年9月の新譜 だ。

Fourplayはある意味役割を終えたグループだと思う。フュージョンの終焉が語られ、いつの間にかスムースジャズというジャンルができあがるまでの、その隙間を埋めながら、この領域の音楽クオリティを向上させ、一方では音楽の重要な媒体としてのレコーディングの質を向上させた。


今作では、初期作品の岩のような安定感こそないものの、ここ何作かの残念な仕上りと比較すると、しっかりとした安定感が窺える。






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この作品、リリース情報が届けられた時点で、聖子ちゃんがボーカルにクレジットされたことが伝えられて、多くのFourplayファンをかなり萎えてしまっていたのではないだろうか。

作品を手にして、聖子ちゃんのボーカルを聴いてみて、わたしは思ったよりマトモなのに安堵した。というか聴いていて全く違和感は感じられない。いつの間にレッスンしてたの?、聖子ちゃん。。。








突然だけど Led Zeppelin だ。

この季節になると懐かしく LP を取り出して聴くことがある。この手の音楽は 10代に経験しておかないと、歳くってから聴いてもうるさいだけに違いない。経験さえしておけば、一生の宝物になるから不思議だ。





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しかしさすがに爆音で聴く歳でもなく、実は1曲目 Achilles Last Stand のエンディングに出現する、エレキギターの重厚なアルペジオを聴くために、この LP を取り出している気がする。

もちろん、このアルペジオだけ聴いたのでは意味が無くて、ロバートの歌声や、ジミーのギターソロを聴いた後でないと、感動がこみ上げてこない。あたりまえか。



学生のとき友人から、イントロのアルペジオとエンディングのアルペジオが異なる旋律だと聴いたのだが、エンディングのアルペジオだけコピーしていたわたしは、それまで気づいてなかった自分に愕然としたことがある。今となっては良い思いでだ。









拙ブログはもともとヒット数が少ないのだけれど、以前、Grover Washington, Jr.を記事にした とき、さらにヒット数が落ち込んだことがあった。みんな興味がないのだろうか?
Groverは好きなアーティストだ。彼のサックスを聴いていると、音楽がほとばしっているようで感銘を受ける。吹きまくっているという感じだ。とくにヴォーカルのバックに回ったときに一層輝きを増す。


この作品を聴くときはいつも2曲目からだ。
その2曲目 Your Loveの開始部がカッコ好い。始めの2拍で8分音符のスネアが4連打される。3つ目のスネアの裏でバスドラが入り、4つ目のスネアが終わったところで曲全体を支配するビートが登場する。ブチ痺れる開始部だ。
この記事を書くまでヴォーカルが誰だか知らずに聴いていた。失敬なリスナーだな、オレ。クレジットを見てビツクリ。Nancy Wilsonではないか! ゆったりとしたビートの中に、酸いも甘いも知り尽くしたNancyの歌声が搾り出されるように響いている。







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7曲目Love Like ThisのヴォーカルはLalah Hathawayとあるが、わたしは彼女をよく知らない。しかしこの曲の歌い方は説得力がある。いや、ヴォーカル作品で聴くGroverのサックスの絡みはいつも最高だが、ここでのGroverはさらに冴えている。


9曲目のTill You Return to MeのヴォーカルにはLevy Stubbsとクレジットがある。この人もよく知らない。ネットを調べたらLevi Stubbsがヒットした。これはかなり有名な方らしい。同じ人だろうか?

この曲では曲全体を流れるビートがご機嫌だ。知らず知らずお尻が左右に揺れている。いい年して恥ずかしいけど。それくらいご機嫌な曲だと思っていただいて間違いない。


ラップ調の11曲目Check Out Groverも好きだ。”♪Check Out Grover~~~”というバックコーラスと一緒に、”♪ちぇっくあうとグローバ~~~”と口ずさんでいる自分がいる。






今回はBob JamesのRestlessを記事にしようと思う。
Bob Jamesは、”Bob James - URBAN FLAMINGO ”の記事でも触れたように、スムースジャズ系のアーティストの中でわたしの最も好きなアーティストの一人だ。そもそも拙ブログを始めたときは、この作品を是非とも取り上げたいと考えていたのに、もう随分記事にすることができずにいた。


Bob Jamesはもう古い人だが、Lee Ritenourのように昔から好きで聴いていたわけではなく、David SanbornとコラボしたDouble Visionを聴いたあとは、1994年に本作品がリリースされるまで、彼の音楽に本格的にのめり込んでいくことはなかった。(拙ブログではBob James/David Sanborn - Double Visionその1同その2 で記事にしているので、お時間のある方はお立寄りください)
本作品を手にした当時は、2曲目と3曲目を主に楽しんでいただけだった。その後、オーディオを趣味にして録音の良さに気づいたあと、4曲目以降の素晴らしさに気づいて注意深く聴くようになった。






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それでは曲を聴いてみよう。
Bob Jamesの作品に時々みられるように、1曲目は大きくハズしている。本作もそんな感じで、打込みバレバレの曲造りでシラけてしまう。しかしその不出来を2曲目 Under Meで大きく挽回する。サックスは一吹きでそれと分かるMichael Breckerだ。バックコーラスがさりげなく添えられているように感じるけれど、これがLuther VandrossやLisa Fischerなどの豪華で贅沢なコーラスだ。アップテンポな曲の中で、ブレッカーのサックスもひときわ軽快で爽快だ。
3曲目RestlessではAndy Snitzerのアルトサックスを楽しむことが出来る。実を言えばわたしはAndy Snitzerのリーダー作品を持っていない。ここでのAndy SnitzerはDavid Sanbornのそっくりさんみたいな演奏だが、ネットの評判では1990年代の一時期の徴候らしい。


本作品の本当の聴き所は次からだ。
4曲目 Kissing Crossは、始めの4小節をアコースティックギターの和声のみで進行し、続く4小節の途中でシンセの伴奏が参加する。この開始部がとても静かに進んでいくので、前曲のRestlessとの対比がとても大きいため、リスナーの注意を一気に引きつける。
9小節目の第1拍目からロンカーターのアコースティックベースの全音符が響き渡り、重なる第2泊目からBob Jamesのピアノのシングルトーンでメロディーが開始される。その開始部から、ナイロンギター、ベース、ピアノの三楽器が対等に演奏を続け、そのあとパーカッションが参加するまでの16小節の部分は、若干のシンセの効果音がはいるものの、3つの楽器が見せる静かな佇まいが、バイオリン、ビオラ、チェロが奏でる室内楽のような印象を与える。そのギターは、実は伴奏のアコースティックギターとソロのナイロンギターと2名クレジットされており、この演奏がカルテットであることが分かる。後で触れるが、パーカッションはプログラミングによる打込みと思われるが、クレジットを見るまでそれとは分からない出来だ。


6曲目のAnimal Dreamsでは、B♭のピアノのシングルトーンが刻むリズムに乗って、4小節ずつのシンセとピアノソロの掛け合いの合計16小節で曲が開始される。曲の中盤では、Michael Breckerのソプラノサックス、Dean Brownのエレキギター、そしてBob Jamesのピアノが、8小節ずつのよく似た旋律を繰り返し、フーガのような曲造りを見せる。


7曲目 Back to Baliは不思議な曲だが嫌いではない。8曲目のInto the Lightは、ビッグバンドを思わせるシンセサイザーの効果音で始まる。おそらくこのへんのシンセはBreckerがウインドシンセを吹いているのかもしれない。Harvey Masonのドラムス、Ron Carterのアコースティックベースの音色が素晴しい。


最後の10曲目 Awaken us to the blueではNathan Eastのベースが登場する。ドラムスはSteve Ferroneがクレジットされている。
ドラムスとしてアーティスト名がクレジットされているのは、実は7曲目のHarvey Masonと、ここでのSteve Ferroneだけである。つまり他はプログラミングによる打込みなのだろう。しかし打込みを打込みと感じさせるのは1曲目だけで、それ以外の曲では自然に曲の中にリズムとして溶け込んでいる。


録音の良さも特筆に値する。といってもピラミッド型ではなく、ワイドレンジでストレートな録音で、アコースティック楽器の良さが伝わってくる。

わたしが好んで聴く多くのCDと同じように、この作品も 1曲目から聴こうとすると 2曲目か3曲目でSTOPボタンを押してしまう作品だ。それで、この作品を聴くときは4曲目のボタンを押すことになる。

この作品は Ramsey Lewis ひきいる Urban Knights の第1作で、作品全体を通して Grover Washington Jr がフィーチャーされている。リリースされたのは1995年で、わたしは CD ショップで試聴して買ったのではなかったかと思うが、よく覚えていない。

その4曲目Hearts of Longing はスローなテンポで Grover Washington Jr の美しいソプラノサックスが堪能できる。5曲目Friendship はそれとは対照的にカラッと明るいリズミックな曲で、ここまで脳天気だと普通わたしは引いてしまうのだけれど、不思議とこの曲造りでは聴入ってしまう。7曲目のThe Rose や 9曲目のForever More も美しい曲だ。








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この作品ではDrumsにOmar Hakim, Bass に Victor Bailey が参加している。ご存じ晩年の Weather Report を支えたリズムセクションだ。Omar Hakimは4曲目のHearts of Longing を提供している。彼らの貢献度も十分高いのだが、やはりこの作品の質の高さは Grover Washington Jr に負うところが大きい。

Urban Nights はこのあと何作も作品をリリースしているが、この1作目が傑出しているように思う。







地元の自由が丘女神祭り。例年あまり気にしていないのだが、Twitterにつられて行ってみたら凄いことになっていた。

駅の北側も南側も大勢の人。例年あんなに賑わってないよねぇ? だぶん。。。








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写真はGAPや無印良品がある通り。何だかムーランドゥラギャレット みたいじゃないですか? なんてね。






ひさしぶりのサーキットだ。前回行ったのは 2009年の 5月だったから 2年半ぶりくらいか。(前回の記事はこちら

Face Book には 4年ぶりとか書いてしまったけれども、自分でブログを確認したら、そんなには経っていなかった。


ただでさえ知力体力衰えてきたのにサーキットなんて、と思いながら走ったら、やっぱり激しくスピンした。気持ち的には 2回転した気分だ。いつもならカウンターを当てるからスピンしても 0.5回転だ。しかしあのスピンは心外だなぁ。コーナー侵入前の直線でフルブレーキだった。ハンドルはまだまっすぐ向いていた。よく覚えていないが、ひょっとしたらシフトダウンしたのがきっかけだったかもしれない。それなら分かる。クラッチをはやくつなぎすぎてリアタイアがロックしたんだろう。でも記憶にないなぁ。








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幸い? コースアウトしたのがイン側の緩衝地帯だったから、直ぐコースインできた。あれがアウト側の緩衝地帯だったらグラベルなので、自力では脱出できないところだった。


写真のように、もてぎの秋はもう始まっていた。もてぎの紅葉はいつも11月第1週ごろ見ごろになる。




これまでこの作品は、それほどリピートして聴いていなかった。~リピート・・・たまにCDを取出してかける、みたいな・・・

最近何かの拍子に取出して、それから毎日のように聴いている。


Fourplay の 4作目で、Larry Carlton が Lee Ritenour にとって代った最初の作品ではなかったかな? 1作目、2作目は「何を始めたのだろうか」みたいな強い関心があったし、3作目は充実した曲が詰まっていたので、それらに較べて地味が感じがするのだけれど、Heartfelt 以降の作品に較べると、まだまだ Fourplay 初期のゆったりした優雅で洗練された音造りになっている。







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リピートの当初は、5曲目の Someone To Love ばかり聴いていた・・・購入した頃からこの曲は耳に残っていたから。それからそれ以降も止めずに聴くようになった。いや、4曲目もそれなりに佳作だと思う。ただ 5曲目から聴きたくて、そのあとリモコン操作が面倒なので、それ以降を聴くという感じだ。


その Someone to Love、初期の Fourplay のもつ全ての良さを備えているように思う~ゆったりしたテンポ、凝ったアレンジ、上品なインプロヴィゼーション、どうしていままで気づかなかったのだろう。思うに、効果音として使われているヴォーカルが、始めのうちはちょっとアレンジやり過ぎみたいに感じていたのに違いない。しかし聴き慣れてきて、曲本来の持つ良さに気がついたように思う。


8曲目 Slow Slide も激スローなテンポが心地よい。3曲目 Sexual Healing はマービンゲイのカヴァーだ。

Fourplayファンのみなさんは、ぜひリピートして聴いてほしい。



6月9日追記:

9曲目のVest Pocket もいいね。Elixirに収録されていても不自然じゃないチャームでポップな曲だ。ということで、この作品の聴き所は4曲目から9曲目。





ひさびさの更新。そして久しぶりの音楽ネタ。前回、音楽記事をポストしたのは昨年9月だった。音楽ブログなのに怠慢だね。

最近よく聴いているのは David Sanborn の Pearls。リリースされた1995年に購入した。その当時から好きで、毎年この頃になると必ず聴いている。オヤジになって、ここ数年カゲキな曲を聴かなくなったが、この作品はストリングバックのバラード演奏だから全く影響なく聴くことができる。逆にそのために、この作品を聴かないという輩も多いことも容易に想像できる。








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この作品の聴き所は、2、3、5、6曲目だ。2曲目のTry A Little Tenderness と、3曲目の Smoke Gets In Your Eyes では、Kenny Barron のピアノを聴くことができるし、その他の曲でも Don Grolnick が演奏している。

わたしにとってこの作品のハイライトは、5曲目の For All We Know だ。この曲では Jimmy Scott がボーカルを披露している。思えば、この作品の印象的な歌声によって、わたしは Jimmy Scott という人を知ることができたのだ。

さらに 6曲目の Come Rain Or Come Shine では、ストリングを従えたビッグバンドのアレンジを聴くことができる。ここでのビッグバンドは、サンボーンのソロの後ろでモノ凄い"もたり"を見せる。

いやぁ~この"もたり"は一聴の価値があると思うよ。。。サンボーンのソロ?そりゃシビレますよ。







追記:この作品、HMV Online では扱っていないようだし、Amazonでも出品者からしか購入できないようだ。つまり流通在庫のみということだろう。これから購入される方は、リマスターされて再登場するのを待つしかないようだ。