繕い
婆さんがいつも着ているパジャマ以前入院していた頃病院で同じようなパジャマをレンタルしていたんですが甚平のような形でとても着替えさせやすかったので退院後にネットで買い揃えましたでもずっと着てるのでだんだん生地が薄くなってきていてこの数週間のうちに2枚も衿と身ごろの縫い目から破けてしまいましたほかに不具合が全くないのでなんとか直せないかと思っていたんですけどなにせわたし超がついても足りないくらい不器用者なもんで手縫い…と言われてもどこをどうやっていいのやらせめてミシンでもあればジグザグでも適当に縫い合わせることもできたんでしょうけどそのミシンもかなり前に捨ててしまったしこれはもうお金を出して街中のお直し店に出すしかないかなぁ〜と思っていたところ救世主現る週に2回来てくださってるヘルパーさんが「直してきますよ」と言ってくださった「お店に出しに行こうと思ってる」と言ったら「こんな簡単なこと外に出さなくてもチャチャっと出来ますよわたしがやってきます」と一昨日の訪問の時に持って行って今日仕上げて持ってきてくださった「本当にチャチャっとですけどもうしばらくは着られますよ」と…いえいえ…いえいえいえいえ…もう感激です婆さんも実は裁縫は苦手でその娘であるわたしはさらにもっと苦手で雑巾縫ってもガタガタでなんとかやれてボタンつけ程度繕いものがあると宮城の義母に宅配便で送りつけていたほどその義母とはもうそんなやりとりも出来なくなってしまったのでわたしにはもうお店に出すしか手段がなかったのにありがたいなんてもんじゃないですーーーうちに来てくださってるヘルパーさんはもう70才を超えた高齢の方でもとてもお元気で力もあって婆さんと10才も違わないようにはとても見えないくらいに若々しい季節の移り変わりのお話も花の見頃のお話も旅行先のお話もご実家のお話もわたしは親世代の方と出来るのがとても嬉しいんです実の親とはもうそんな会話を望めないし義母とは絶縁状態だし叔母たちも最近はそれぞれの伴侶の具合が悪くて我が家から足が遠のいてしまっているのでヘルパーさんの存在はとても安心するというか心地よいというか…今日パジャマを受け取った時に「すみません、親のように甘えてしまって」とつい言ってしまいました子供の頃新しい教科書に名前を書いてくれるのはいつも父でした物書きだった父はとても字が上手だったからだと思います母は不器用ながらも穴の空いた靴下や膝の抜けたズボンを縫ってくれていました高校生の時は学校のバザーに出すぬいぐるみを作ってくれていましたヘルパーさんがササッと縫って持ってきてくれた時親世代に甘えられたようでなんだかいつも以上に嬉しくて幸せな気分になりました大事に着させますね〜