「通訳案内士」と日本語教師の繋がり
外国人観光客をガイドし、日本の歴史や伝統文化を外国語を使って紹介するという「通訳案内士」というお仕事があります。通訳案内士になるためには、『全国通訳案内士試験』(国家試験)に合格する必要があります。試験内容は、1次試験(筆記)が「外国語」「日本地理」「日本歴史」「一般常識」「通訳案内の実務」となります。このうち、韓国語の場合、『韓国語能力試験(TOPIK)』の6級(230点以上)に合格していれば、「外国語」が免除になります。(他言語の場合も、免除制度あり)私は6級に合格したことと、日本語教師をする上で日本の地理や歴史は知っておいた方がいいと思い、この試験に挑戦することにしました。地理に関しては、47都道府県の観光地や特産物について徹底的に調べ、日本の歴史も1から学び直しました。高校時代までの勉強とは学ぶ姿勢や意欲が違うため、勉強がとても新鮮に感じました。結果は、一次試験、突破喜ぶのも束の間、次に待っているのは2次試験の口述試験です。日本文化について2分間の韓国語によるプレゼンと、外国語訳に質疑応答などが加わります。何が出題されるか分からないので、とにかくありとあらゆることを答えられるように準備しておかなければなりません。私には、この口述試験が恐くて恐くてたまりませんでした実は、私は2度目の挑戦で合格しています。1度目は口述試験で落ちてしまいました。かなり念入りに準備していたのに、準備していた内容とは全く違うことが出題されてしまったため、頭が真っ白になってしまったのですこれがトラウマとなってしまい、次回の試験に再挑戦するか悩みました。でも、せっかく残されているチャンスなのだからと、恐さを振り切って挑戦することにしました。2度目の挑戦。今度は前回と打って変わり、自分が得意としていた内容が出題されました。手応えを感じ、結果は、合格恐くても挑戦して本当に良かったと思いました。この試験のために得た知識と経験は、現在の日本語教師の仕事にも大いに役立っています。学生からいろいろな質問が来たときに、大体のことは答えられるようになりました。この時の必死の勉強がなかったら、今頃パニックになっていたことでしょうどんな経験も、決して無駄にはなりません。その時は分からなくても、いつか意外な場面で生かされる時が来ます。今後も日本語教師として、学生たちには語学だけではなく、歴史や文化など幅広く日本に興味をもってもらえるように伝えていけたらと思います。