将棋は主に飛車を最初の位置から動かさずに戦う居飛車、三間や四間などに振って戦う振り飛車のどちらかにわかれます。今回は居飛車側の主な攻め方、玉の囲い方について書きます。
【戦法】
「棒銀」
これは初心者でも簡単に指すことのできる最も基本的な戦法です。飛車先の歩をのばし、銀を前へ繰り出して攻めます。角の斜めの効きを活かすことでさらに攻めが広がります。
「対振り持久戦」
これは相手が振り飛車の時に使う戦法の1つで、攻め手も作りつつ玉をしっかり囲って戦う戦法です。相穴熊で戦うケースが多くなります。
「横歩取り」
飛車先の歩を伸ばし、相手が角道を開けるためについた歩を取る戦法です。ここから様々な形へ発展していくので勉強すればするほど面白いです。
【囲い】
「矢倉囲い」
最も基本的な囲い方で、金銀のバランスが良く指しやすい形です。端攻めや下段からの攻めには少し弱いが上部からの攻めには非常に強いです。
「舟囲い」
相手が振り飛車の時に非常によく使います。ここから急戦にも持久戦にもいけるので、まずはこの囲いを組むのがおすすめです。
「居飛車穴熊」
これは玉を左隅までもっていきその周りをしっかり固めた囲いで、最も固いとされています。いったん組んでしまうとなかなか崩されないのが特徴で、終盤に王手がかからないのが大きなメリットです。手数がかかるというデメリットももっています。プロ間で最も多く指されている囲いです。
本日は以上とさせていただきます。次回は振り飛車について書いていきます。