「素敵な文章を作りたいのに、よくある文章になってしまう。」
「同じことを言っているのに、あの人はお願いが聞いてもらえる。」
「そんな風に思っていないのに、誤解をされて損をしてしまう。」
こんな悩みを持つことは少なくないと思います。
伝え方が9割 [ 佐々木圭一 ] (ダイヤモンド社)
実は、初めて読んだんです。ベストセラー本で話題になりましたよね。
こんな方におすすめ
著者はコピーライターで数々の賞を受賞した方。けれど、最初から才能があったわけではなく、伝えることが苦手だったからこそ、発見した法則です。
・キャッチコピーを考えても、販売につながらない
・誤解をされてしまう
・説明をしても相手に伝わらない
・会社でスムーズな人間関係をとりたい
・夫婦仲を良くしたい
・取引先との関係を良くしたい
会社、友人、家族、などどのようなコミュニティに対しても利用でき、
話す、手書き、メールなど伝えるツールも多様に記載されています。
思ったことを口にするその前に
相手へのお願いだったり、お誘いだったり、、、
打診する場合に、思ったことをそのまま口にする前に一度考える。
自分本位ではなく、相手のことを考える。
相手が何を望んでいるか、
例えば、私がこの本を読んでからいくつか実践しました。
使ったものをそのままにしてしまう旦那に対して、
いつもなら「片付けて」と言うところ、
「部屋がきれいな方が気持ちが良いから一緒に片付けよう」
" 一緒に ~ しよう "これがポイント。
後輩へのお願いとして、
「いつもすぐに制作してくれてありがとう。
ちょっとお願いがあるんだけど、このリボンを結んでおいてくれる?
一番キレイに結んでくれるからいつも助かってるんだ」
まずはじめに、"感謝"を伝え、"一番〜"で承認欲求を満たす。
近い関係の後輩で接する機会も多いので、
相手が上司である私に望むことは「認めてくれること」。
「強い言葉」のつくりかた
キャッチフレーズや映画のセリフ、プレゼンなど
感動や衝撃を与えるような言葉を耳にしたことはあるかと思います。
でも、いざ自分が作ろうと思うと難しいんですよね。
ここでも、技術があるんです。
本では5つの技術を記載していますが、ここでは特に印象に残った「ギャップ法」をお伝えします。
「私は味方です」
をギャップ法で強い言葉にすると、
「誰もが 敵 になっても 私は味方です。」
①最も伝えたいコトバを決める
②伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる
③前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める
*「伝え方が9割」P139引用
全く印象が違いますよね。
これを思いつくには、練習がいると思いますが、
ここぞ!という時に使えると全く結果が変わります。
まとめ
「しゃべる前に1回考えてから口に出しなさい」
小さいことに言われたことがある人もいるかと思います。
この本には、何を考えたら良いのか、が全て記載されています。
人は1人では生きていけなく、必ずどこかのコミュニティに属し、
そして仕事の中でも伝えることが必ずあると思います。
コミュニケーション力の自信がなく、学ぼうと思って読んだ本でしたが、
それだけではなくタイトルやキャッチフレーズなどのことまで学べ、
ブログや仕事でも活かせる良書でした。
さすがベストセラー!
伝え方が9割 [ 佐々木圭一 ] (ダイヤモンド社)
