皆さんこんにちは!エリスです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
2025年2月14日に長らく応援をしていたキム・イェリム選手が引退を発表しました。
自分なりに応援していた記憶・記録を残したいと思いブログを書く事にしました。
NV時代を振り返って
イェリム選手を始めた認知したのは、2015年の韓国選手権で、アリッサシズニー選手が着用されてた衣装に
そっくりな衣装を着た選手がいるな~とか、3lz3loを跳ぶ選手が韓国にもいるのだな~と思った程度でした。
2015年はノービスA1年目ということで、この時点で3lz3loを成功させておりジャンプでのポテンシャルの能力は
早い段階から発揮されておりました。
16-17 ヨナキッズとして期待を集めたJrデビュー
イェリム選手は2016-17シーズンにJrデビューを果たしました。ちなみに16-17シーズンにJrデビューを果たした選手はイェリム選手の他に日本の紀平選手や山下選手、同じ韓国のイムウンス選手、現在ジョージア代表のアナスタシア・グバノワ選手や、ロシア代表のエリザヴェータ・ヌグマノワ選手らがおり、とても華やかな世代でした。
この時の韓国国内の情勢としては、前シーズンの韓国選手権で一つ年下のユヨン選手が1位、イムウンス選手が3位、イェリム選手が4位と、当時Nvだった3人が上位を独占し、この3人がヨナキッズと呼ばれ期待をされている状況でした。
16-17シーズンにJrデビューを果たしたイェリム選手はJGPフランス大会で4位、JGP横浜大会では5位に入りJrデビューとしては
一定の結果を残したシーズンでした。JGP横浜大会のフリーでは好演技をした他、韓服を彷彿とさせる衣装で滑ったこともあり、日本国内のスケートファンに認知してもらう一つのきっかけとなった様に感じます。
このシーズンは韓国選手権で初の表彰台となる2位となり、同選手権で優勝したイムウンス選手と共に世界Jr代表入りを決めますが、怪我があり世界Jr直前で棄権となってしまいました。
2016年 JGP横浜 フリー If I Leave
17-18 苦しんだJr2年目
前シーズンの世界Jr欠場の悔しさを晴らすべく望んだシーズン、初戦のJGP選考会では190点台を叩き出し優勝と好調なスタートを切ります。メダルを期待されて挑んだJGPベラルーシ大会では、硬さを感じさせながらも何とかノーミスでSPを滑り切りましたが、得点が全く伸びず(特にPCSが23点台と、平均6点にも届いていない)、フリーも演技を纏めましたがやはりPCSが48点台と
伸びずという厳しい採点を下されてしまいました。その後シニアデビューを果たし沢山の結果を残したイェリム選手ですが、この時のキスクラでの悲しい表情は、ファンとしても少し苦い記憶です( ;∀;)
悔しい思いをしたJGP初戦から数週間後の2戦目ではイェリム選手はSP・フリーともに新プログラムを披露します。
変更後の新SPメモリーでは、柔らかい音楽に寄り添うような綺麗な動き、ただ量をこなすのでは無く一つ一つの振り付けを音楽
に合わせて丁寧に実施していたり、後にイェリム選手の大きな武器となるシルエットの美しさを感じさせる場面が一気に増え、
翌シーズンのブレイクを予感させる演技だったと感じております。このSPでも残念ながらミスが出て得点は52点台に留まりましたが、PCSが25点まで上昇し、少し安堵した記憶があります。
2017年 JGPエーニャ SP メモリー (イェリム選手が表現者としてのランクを一段上げた演技だと感じています)
18-19 持ち味を生かし、才能を開花させたJr3年目
18-19シーズンはコーチをトムザカライセック氏に変更し、拠点もアメリカへ移したシーズンとなりました。このシーズンから
イェリム選手に沢山の名プロをもたらしたデイビットウィルソンさん、ドリューミーキンスさんと振り付けのタッグを組むようになります。
SP4位で迎えたJGP初戦のフリーで、伝説的な演技を披露します。
2018年 JGPカウナス フリー タイスの瞑想曲
演技全体のスピード感が増し、前年まで課題とされていたスケーティングや後半の体力が解決され、3分30秒間十分なスピード感の中で、エレメンツが軽やかに実施されるようになりました。繋ぎを詰め込む事に頼って高いPCSを取るという戦法ではありませんが、PCSを伸ばしていくのに必須なスピード感に重点を置きつつ、様々なパートに美しい振り付けを配置する戦法を取り入れた
事が、余裕を生み出し、良い演技に繋がるようになったのではと感じます。また、このシーズンから取り入れたSSpも一切のブレが無い美しいエレメンツで、プログラムのエンディングを素敵に演出してくれています。
これまでのフリーのPB115点台から一気に130点まで伸ばした、思い出の演技です。そしてJGPでも初めての表彰台となる銀メダルを獲得しました。
続くJGPオストラバでは、SPフリーともに完璧な演技を披露し、PB196点を達成&銀メダルを獲得し、ロシア勢以外では唯一となるJGPF進出も決めたシーズンとなりました。シーズン後半では、初めてのチャンピオンシップとなる四大陸選手権に進出し8位入賞を果たしシーズンを終えました。
19-20 初の国内タイトルシニア1年目
拠点を再度韓国に戻し、本格シニアデビューのシーズンを迎えます。
シーズン初戦で新プロの「白鳥の湖」と「ある愛の詩」を初披露します。後に大好きなプログラムとなる「ある愛の詩」ですが、
初披露時は印象がぼんやりとしすぎている印象を受けた記憶です。
10月頃にメインコーチをシンヘスク先生に変更します。シンヘスク先生には2023年の国別対抗戦までの約4年半師事をしました。ヘスク先生に師事をしたことで、演技が崩壊してしまう事が減ったり、演技が垢抜けたという表現が正しいか分かりませんが、動きの一つ一つの洗練度合いが増した様に感じます。ジャンプの安定性も増し、大成功なコーチ変更だったと思います。
イェリム選手とヘスク先生の組み合わせ大好きでした。
話が少しそれましたが、GPSスケートカナダのアサインを確保した状態でシーズンを迎えます。前季のSBで24位以内の条件を満たしていましたので、2枠アサインがあると期待をしていたのですが、残念ながらその後補欠枠を回ってくることなくGPSは1試合のみの出場で7位に留まる結果となりました。GPS時は怪我もありシーズン前半は良い演技ができていない状態で、シーズン後半の国際大会がかかる国内大会を迎えることとなります。まずは、四大陸選手権をかけたランキング大会に出場します。SPでは完璧な3lz3tを決めて3位に付けます。このシーズンはSPの3lz3tの着氷直後に黒鳥の力強さを連想させる様な力強い振り付けが入っていたのですが、国際大会では中々3lz3tが綺麗に入らず、この振り付けを力強く実施できなかったのが勿体無かったです…。最終滑走で迎えたフリーでは、シーズン前半の不調が嘘の様な完璧な演技を披露し、国内主要大会初優勝を果たします。その後の韓国選手権でも3位に入り、世界選手権の代表入りも決めます。良い流れで迎えた自国開催の四大陸選手権でも素晴らしい演技を披露します。
2020年 四大陸選手権 フリー ある愛の詩
SPで68点の自己ベストを叩き出し、フリー次第では初めての200点台に届く可能性がある状況で演技を披露します。
冒頭の3lz3tは完璧に成功。猛スピードでジャンプを踏切り、スピードを生かし全く重さを感じさせない、イェリム選手らしい会心の3lz3tでした。私的には、この儚い音楽と特大3lz3tのギャップが大好きでした( ´∀` )。3lz3tを決めるとピアノの音色で、
ある愛の詩の有名なフレーズが鳴り始めます。ピアノの音色に寄り添う様に優雅な動き、細かいイナバウアーで音を拾い、次のジャンプの助走へ向かいます。この様に、前のジャンプと次のジャンプの助走へ向かう前の間の動きの質も、このシーズン辺りから上手になった印象です。2a3tを決め3fへ向かい間の1:31~1:33辺りの右手を上げる振り付けが美しく、イェリム選手らしい質の高いシルエットの美しい振り付けだな~と思っていました。最終的にはほぼノーミスで演技を終え、見事に200点超えを果たした
素晴らしい大会、イェリム選手がシニアの国際大会でも活躍が期待できることを感じさせてくれた大会となりました。
この時、私は留学をしていたため、現地に行く事ができなかったのですが、日本から近い韓国で開催されていた試合という事もあり、ファンとして行くべきだったな~と今になって後悔しております。演技後の観客席で、沢山の韓国国旗が振られているシーンに立ち合いたかった…
その後、コロナウィルスの蔓延の影響で、出場が予定されていた世界選手権が中止となってしまいます。17年の世界ジュニアは欠場、20年の世界選手権は中止と中々世界の舞台に立たせて貰えず、ファンとしてもこの世界選手権の中止は結構辛かったです。
20-21 初の世界選手権出場
コロナ渦の20-21シーズンは、イェリム選手は国内試合2試合で優勝を果たし、世界選手権の代表入りを決めます。
キャリア全体で振り返ると、このシーズンが一番ジャンプの調子が良く(世界選手権のフリーは崩れてしまいましたが…)
ジャンプの軽やかさだったり、繋ぎの量も増え、1シーズンしっかりと試合に出られていたらもっと良い演技が沢山披露されていたんだろうな…と思っています。とは言え出場した試合でもしっかりと良い演技を披露して、21年の世界選手権では
イェリム選手のベストパーフォーマンスを披露してくれました。
2021年 世界選手権 SP 愛の夢
個人的にイェリム選手のプログラムで最も気に入ってるプログラムの一つであり、イェリム選手史上最も良いパフォーマンスだったと思っております。スタートポーズそして、開始3秒間の動きからシルエット美!!!。そして冒頭の3lz3tはイェリム選手史上、いや女子シングル史上最も綺麗と言っても過言ではないジャンプが決まります。次の2aも助走部分が少なく繋ぎ中心でジャンプへ入っていきます!Fcspと3fを成功させて音楽が盛り上がる所で、まるで花が咲き誇るような、爽やかなStsqが始まります。イェリム選手は実は演技中は殆ど表情を変化させることが無い選手ですが、愛の夢ではStsq中は笑顔を出してくれた事で、より多幸感が感じられました。また、これだけ手足が長く背が高いにも関わらず、指先から足先まで全ての瞬間が美しく管理されているのも素晴らしいポイントでした。Stsqはどちらかと言うとイェリム選手の弱いエレメンツでしたがこのシーズンからStsqの完成度や見ごたえが一気に増したように思います。
21-22 悲願のオリンピック出場
初のオリンピック出場かけたシーズン、結果的には非常に安定感が高いシーズンでしたが、五輪出場をかけた韓国選手権では
直前に背中を負傷し、試合期間にも病院へ足を運んだり、痛み止めを服用しながらの試合となりました。
韓国のオリンピックの選考は、12月のランキング大会と1月の韓国選手権の2試合の合計スコア上位2名が選ばれる仕組みとなっており、イェリム選手はランキング大会で2位となり、シニア選手3番手の選手に15点程の差を付けていたので、かなり有意な立場ではありましたが、怪我もあり非常に緊迫感の高い演技となりました。韓国選手権でも怪我がありながらも2位に入り、初のオリンピック代表入りを果たします。オリンピック直前に行われた四大陸選手権でもSPフリー共にノーミスの演技でPB更新、チャンピオンシップ初のメダルとなる銅メダルを獲得します。
2022年 北京オリンピック フリー トゥーランドット
こちらもイェリム選手の名演技の一つ北京オリンピックでのトゥーランドット。
このシーズンは安定した演技を続けていましたので、前半の3lz3tと2a3tを乗り越えればノーミスできる可能性が
高いと思っていましたが、実際に演技が始まると私も物凄い緊張で、後半の3連続が決まって少し落ち着いたのを思いだしますw
そして、Ccospの後Chsqの始まりに入っている決めポーズ(3:19)が入っているのですが、「笑えー!」と念じながら見てたら、願いが通じたのか、ここから最後まで笑顔で滑ってくれて、ノーミスしただけでなく、イェリム選手自身も緊張から解放され心地良さそうに滑っているのが感じられた幸せな演技でした。
オリンピックに応援している選手が出場できるというだけでも幸せにことですが、更にガッツポーズが出るようなノーミスの演技を披露してくれて、ファンとしてこれ以上無いくらい幸せなオリンピックでした。
22-23 結果を残したシーズン
韓国では、大学へ進学するタイミングで競技を引退する選手が多く、イェリム選手は前季にオリンピック出場を果たしておりましたので、競技を引退する可能性もあるのかな~と少し心配をしていましたが、現役続行をし、多くの試合に出場しました。
22-23シーズンは計13試合に出場し、CS2連勝、GPSでは初優勝、GPF初出場、ユニバーシアード初のメダル、四大陸銀メダル獲得等、多くの大会でメダルを獲得したシーズンとなった一方、シーズン終盤の世界選手権ではジャンプが中々決まらず18位になるなど、沢山の栄光と少しの苦悩があるシーズンでした。シーズン最後の演技となった国別対抗戦では不調の中、全てのジャンプを決め大きなガッツポーズが出る演技を披露しました。
2023年 国別対抗戦 フリー Summer of 42
直前に行われた世界選手権から、3lzが全く決まらなくなる不調の中、この演技では武器の3lz3tを回転不足ながら着氷させ
演技をスタートします。2番目のジャンプはイナバウアー~2a~ツイズルと繋ぎたっぷりのジャンプを淀み無く決めます。
後半の3f2aも大きなジャンプ。終盤のChsqでは、イナバウアーを直線的に使うのでは無く、曲線的に使う事でカーブの大きさや
リンクカバーの大きさをアピールしました。
辛い時期を抜き出し、仲間と共にPBを喜び合ったキスクラも名場面でした。
この22-23シーズンは幸運にもGPS初優勝となった札幌のNHK杯、ランキング大会、韓国選手権、世界選手権の4試合イェリム選手の演技を現地で観戦することができました。GPSNHK杯では六分間練習から、ジャンプの失敗が殆ど無いキレキレのジャンプに感心したり、最後3s2aのリカバリーで勝ち取った優勝、優勝インタビュー、1番高い位置に立った表彰式を自分の目で見届けることができました。
NHK杯の喜びや世界選手権での落胆など、現地で様々な感情を味わいましたが、イェリム選手が輝いていたシーズンだったと思います。
23-24 24-25 表現者としての進化
23-25の2シーズンはSPはラヴェンダーの咲く庭で、フリーはJe Suis Maladeを選曲します。
SPのラヴェンダーの咲く庭では、イェリム選手の得意路線である優雅さやスムーズさを活かせる選曲ですが、フリーのJe Suis Maladeはイェリム選手が全く滑った事が無いタイプの音楽で、苦悩や葛藤を表現する事が求められますので、どのようなプログラムになるのか、ファンとしてが未知数で、音楽が発表された時にはかなり驚いた事を覚えています。
2023年 フィンランディアトロフィー SP ラヴェンダーの咲く庭で
美しい振り付けを散りばめつつ、ダイナミックやスケートを感じられる極上の2分50秒間。
3lz3tから2aの間の約20秒間だけでも、一歩に長くのって上半身の動きで表現する時間であったり、2a直前のターンであったりと
様々なスケーティング動作の美しさを見せてくれます。3つ目のSspでも、難しい出のウィンドミルを音楽のタイミングに合わせて実施します。そこから約10秒間のスローパートでもネックラインの美しいイナバウアーや、見てる側がうっとりする様な美しい振り付けをスムーズに繋げます。3fを決めた後のStsqではレベル獲得に必要な要素を熟すだけではなく、全てのターンやツイズルに綺麗な腕使いが付いていて、音楽の柔らかさを素敵に表現します。そこから代名詞のイナバウアーから麗しいニースライドなど、全ての動きが流麗に繋がれてStsqです。FcspとCcospの間のスッと後ろを向く振り付けも、このプログラムの甘さと少しの切なさを感じさせるような演出で素敵。イェリム選手の良さを2分50秒に全て詰め込んだ完成度の高いプログラムでした。
2023年 フィンランディアトロフィー フリー Je Suis Malade
イェリム選手は選曲については、比較的保守的なイメージでしたが、このJe Suis Maladeはイェリム選手のコンフォートゾーンを
抜け出した攻めた選曲であったと思います。新しいタイプの音楽ですが、苦悩を表す様な動きも、やはり流麗に繋いでいけるのが
イェリム選手の上手さです。このプログラムのハイライトはChsq。鳴ってる音がヴォーカルだけで、音楽の助けを得られない部分に配置をしています。Chsqに入っているエレメンツはイナバウアー、ニースライド、スパイラルの3つだけですが、この3つが適切な位置に配置されています。静寂に合わせた綺なカーブのイナバウアー、苦悩を感じ去る様な大胆で独創的なニースライド、決して柔軟性が高い訳ではないですが、ジャッジ前を横断する珍しい位置でのスパイラルも、このプログラムの不思議さ、珍しさを増す事に貢献しています。Stsqに入っているランジも大胆で素敵。
このプログラムは、2シーズンに渡って使用したしましたが、中々ジャンプが揃う演技が無く、完成形が披露されることはありませんでしたが、個人的にはプログラムのポテンシャルはとても高く、イェリム選手の新しい個性を生み出したプログラムであると
感じています。
終わりに
現役を終えて、私が考えるイェリム選手の凄さは、Jr時代から大きく進化したスケーティングの美しさと、身体のラインの美しさ=シルエットの美しさです。Jr時代はどちらかとう言うとPCSが足を引っ張る事が多かったのですが、シニア以降後も着実に評価を伸ばし、最終的にはSPは33点台、フリーは良い時は68点台を出すなど、PCSでも得点を稼げるスケーターとなりました。
Jr時代は平均6点にも届かない評価を受ける事があった選手が、最終的には8点台中盤まで、評価を伸ばしたというのは中々無いケースですし、昔から大ファンでしたが、イェリム選手がここまで素敵な選手になるとは正直想像してませんでした。
このスケーターとしての伸び率の高さというのは、一つ驚かされるポイントでした。
五輪出場やGPS優勝等、華々しい実績はもちろんですが、その陰に潜むJr時代の苦労も含めて、長い間応援できた事が本当に幸せでした。イェリム選手の応援のために、韓国の国内大会は4回、NHK杯は3回、世界選手権1回と計8回現地観戦をしました。8回というのは決して多い数ではないですが、新しい地を訪れたり、現地観戦をする中で新しいスケートファンに出会ったりと、応援をする中で様々な経験を積むことができたのも幸せな事だったと思います。また結果的には最後の大会となった2024年のNHK杯を現地で応援できた事もラッキーだったと感じています。NHK杯フリーは私自身イェリム選手の最後のGPSの演技になるだろうと覚悟して見守っていました。本来のポテンシャルからは遠い演技でしたが、今季の中では一番まとまった演技でしたし、私が座っていた席の周りに韓国人のファンの方が座っており、その方の熱烈な応援に便乗しw、私自身も普段より少し大きな応援ができた事も嬉しい出来事でした。もっと演技を見たかったし、滑って欲しかった曲(愛のイエントルや、小雀に捧げる歌、私のお父さん等々)も沢山ありますが、その気持ちは胸の中に留めて、イェリムさんの今後、後世のスケーターを応援していきたいと思います。
既に、先日のアジア大会では解説を務める等、セカンドキャリアも順調にスタートさせています。今後のイェリムさんの活躍、素敵な人生を祈念して、このブログを終えさせていただきます。
拙い文章でしたが、ご覧いただきありがとうございました。
