お受験塾なし、自宅学習のみで国立小学校を受験し

合格をいただきました。

 

国立小学校のみならず

私立小学校でも定番の季節の問題。

 

なぜ小学校受験では必ずと言っていいほど

季節の問題が出てくるのでしょうか?

学校は季節の問題を通して

何を判断しているのでしょうか?
 

結論から申し上げますと

 

文科省の指導要領で

幼稚園・小学校ともに

季節を尊重する姿勢を教育するよう

定められているから。

 

 

■旬の食べ物を知る

 

 

文科省「学校における食育の推進・学校給食の充実」より抜粋

 

例えば給食。

 

「野菜などの栽培体験や

継続的な観察を通じて

 

生命や自然を尊重する姿勢をはぐくみ、

旬の食べ物に対する興味・関心を高めるようにする

 

と文科省のページにて明言しています。

 

さらに

 

野菜や果物などには

本来、旬があることに

気付かせる。

 

スーパーへ行ったり

給食の献立表を使ったりして

季節ごとによく食べている野菜や

果物などの名前をあげさせ

それらを使った料理について調べさせる」

 

とあります。

 

倍率30倍の

立川国際中等教育学校附属小学校は動画の中で

 

自然の移ろいに感動する子どもがほしい

 

とはっきり名言しています。

 

↓↓立川国際中等教育学校附属小学校の演習問題より抜粋

 

 

 

 

 

スーパーへ行くと

1年中トマトやナスが置いてあり

つい旬をわすれてしまいがち。

 

そんな日本人の季節感の薄れに警鐘をならし、

農家の方が厳しい自然の移ろいと闘いながら

その時期ぴったりの野菜やくだもの、穀物を

作っている苦労をうかがい知る。

大自然の恵みと作る方々へ感謝する。

 

同時に、

もっとも栄養価が高くておいしい旬の食べ物を

知ってもらう狙いがあります。

 

 

■伝統的な年中行事を知る

 

 

文科省「学校における食育の推進・学校給食の充実」より抜粋

 

文科省いわく

 

「旬の食べ物や節句、冬至、正月などの

伝統行事や行事食について知り

 

季節の料理や行事にまつわる行事食について

興味・関心をもてるようにする

 

なぜ桃の節句を祝うのか?

なぜお正月には七草がゆを食べるのか?

 

 

”日本古来の年中行事には

一つ一つ意味があり

自然への畏怖の気持ち

祖先への感謝の気持ちを

大事にしていきましょう。

 

自然の恵みによって生かされていることを知り

この伝統をこれからの世代にも受け継ごう。”

 

国立小学校では

文科省が定める要綱をベースに

八百屋さんに出向いて

旬の野菜をインタビューする社会科の授業や

種から野菜を育てる理科の授業があります。

 

小学校受験は季節の問題を通じて

 

ご家庭で

「季節の行事を大事にしてきたか?」

「季節ならではの文化を通して

家族でコミュニケーションしてきたか?」

を判断しています。

 

▼小学校受験対策の問題集はこちら。

「ばっちりくん」と名がつくもののばっちりできたためしがない汗

 

 

 

 

 

 

 

■季節の例題

 

 

(1)

秋の前に来る季節と同じえに〇をしましょう。

夏の前に来る季節と同じえには△をつけましょう。

→まず季節の順番が分かっていないと解けない。

問題に慣れていないと秋と聞いてすぐに栗に〇をしてしまう。

 

さくら

トマト

さつまいも

 

(2)節分の日に使うものには〇をしましょう。

お正月に使うものには△をつけましょう。

 

鬼のお面

門松

かがみもち

ます →マスに入れて豆まきをしないとわからない

たこ

 

(3)タンポポと同じ季節のものに〇をしてください。

 

大根

なす

さつまいも

つくし →まずつくしを見たことがない

 

 

 

 

■苦労した季節問題

 

我が家は自宅学習のみで挑んだ受験対策で

季節問題が・・・

 

はい、最も苦手でしたーえーん

 

なぜなら、

私が一番わかっていなかったーー‼️

 

水仙が冬だと初めて知りました。

あー、はずかしいアセアセ

 

↓↓↓

 

 

これでは子供に教えられるわけがないショック

 

小学校受験をきっかけに

夏はユリを飾り

秋のお月見はわざわざ公園へ出向き

ススキと満月を愛でながら

お団子を食べました。

 

 

4色に色分けした画用紙を季節に見立て

それぞれの季節の野菜、花、行事のイラストを貼る

クイズを出して覚えました。

 

直前はもう必死💦

 

コロナ渦で

農家での収穫体験をさせることは

なかなか難しいかもしれません。

 

(チャンスがあればぜひやらせてください。)

 

なかまはずれ問題では

どの野菜が土の中で育つか問う問題があります。

 

畑が近くにあればよいのですが・・・

 

 

小学校受験が過熱する都会でこそ

季節を大事にする

人間らしい生き方が問われる。

 

・・・なんという皮肉でしょうガーン

 

(いや、本来は里山の暮らしこそ人間らしい。

だから東京農業大学稲花小学校のような

都会に居ながらにして

自然や農業を大事にする教育が支持される。

倍率13倍というのもうなずける)

 

家庭栽培や

ホームセンターで

本来野菜がどうやってできているか

見せるのもよいかもしれません。

 

もし本番のテストに出なかったとしても

本来の季節の楽しみ方を知る

よいきっかけになりましたし、

なにより子供が楽しそうです爆笑

 

国立小学校のお受験はもうすぐ。

 

お子さんは本番前日まで

びっくりするぐらいのびます❣️

 

どうか最後まであきらめずに

ベストコンディションで挑めるよう

お祈りしております。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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