ちょっと離婚・不倫・親権とは離れたお話。

 

8月26日、

脱毛サロン「脱毛ラボ」を運営する

セドナエンタープライズが倒産しましたね。

 

安価かつサブスク型、

また「予約が取りやすい」

という謳い文句もあり

若い世代の人たちが集まっていたようですが、

もちろん初回契約時に組んだお金は返金されません。

 

これ基本的には、

返金されないんですよね。

 

どう文句を言っても、

無い袖は振れない。

というか…

どっかに「袖」があることが多いんでしょうけど、

消費者に返金はされないんですよね。

 

破産管財人も、決まり文句のように

同じ言葉を繰り返すだけだし。

 

集会に出たって

淡々と負債額の説明や

今後の流れを説明されるだけ。

(私の知識不足かもしれませんが)

 

サロン側は、恐らくですが

最初の最初、倒産しようとして

事業を開始したわけではないはずなんです。

 

結果的に倒産しましたが、

勝算はあると思っていたのでしょう。

 

どこから倒産が予測され、

どのくらいそれでも走ったのかわかりませんけれど。

 

実は私、倒産側も(社員として)経験がありまして、

お客側も経験んがあるんですよ。

 

どちらもエステサロンではなく、医療社団法人ですが。

 

社員だったときは、めちゃくちゃしんどかった。

 

倒産直前、コールセンターの統括部門に配属になったのですが

破産してからは電話口の対応もしなければならなかった。

返金されないと知ったお客様からは

「殺す」とか「恥ずかしくないのか」とか言われて

お客様にも本当に申し訳ないし、

でもどうすることもできなくて。

 

私は、諸事情に尽き免れましたが、

社員の中には数か月の給与未払いもあって。

 

まさに自転車操業的な感じで、

経営状態が良くないこともわかっていましたが、

それでも必死にやっていた。

私は私が絡んだ取引業者への未払いだけは回避できたけど…

数億の未払いになった業者もありました。

 

「倒産」は突然…には来ないんですが

(経営不振の空気感は感じる)

でも…

「今日〇時にロビーに集合してください」

的な感じで、突然に発表されました。

 

お客側の経験は、

脱毛ではなく美肌治療の5クール1セットを、

一括で50,000円ほど支払って、2回の施術で倒産してしまったんです。

 

予約を入れた日、クリニックに行ったら

ドアが閉まっていて貼り紙がされていました。

「〇月〇日をもって破産手続きを~」ってやつ。

 

そのクリニック、昔の職場の先輩が働いていて

倒産より1年くらい前には

「良かったらうちに転職しない?

また一緒に仕事したいねぇ」

なんて声掛けをしてもらっていたくらい。

 

私はそのとき仕事が忙しく

2~3週間に1回の推奨ペースで通えておらず、

1.5ヶ月に1回くらいのペースでしか通えていなかったんです。

 

だから先輩としては、もう施術は完全終了していると思っていたんですよね。

 

でも、私の状況もあって終わっていなかったというわけです。

 

このクリニックの倒産は、

本当に突然だったらしい(先輩談)。

 

ということで、マジで組織は簡単に倒産するので、

少しくらい安価になっても、コース契約はNGですよ。

 

倒産でなくても、

施術中の事故とか、スタッフが気に入らないとか、

トラブルが発生するかもしれません。

 

だから、都度払いが、いい。

 

情報番組ののコメンテーターの中には

「ちゃんと信頼できるクリニックか調べない消費者だって悪い」

みたいなことを言う人もいますが

そりゃそうだけど、わからないですよ。

 

大きな組織になるほど

日本中のインフルエンサーと

日本中のアフィリエイターを

お金の力で動かして宣伝するし、

何が真実で何が嘘かなんて、

特に学生の子の多くは判断できない。

 

その子たちだって、真剣にしらべて

比較して、悩んで決めて。

それが甘いというのも、わからなくもないけど

かなりハードル高いと思う。見極めは。

 

ということで、「都度払い」一択!

これをもう浸透させたい。

か、半分賭けで1クール一括か???(笑)