※画像:「パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件~」Netflix
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【ストーリー】
ケースワーカーの仕事を突然命じられた、市役所職員の牧野。戸惑いつつも職務に向き合ううち、彼女は殺人事件、そして福祉や医療を取り巻く闇に巻き込まれていく。
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※画像:「パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件~」Netflix
こちらも、視聴し終わりました。
眠れない夜、覚醒した夜中、早起きしすぎた朝、1話ずつ視聴していたドラマです。
そもそも「パレートの法則」ってご存知でしょうか?
まぁ、よく言われることなので、法則名を知らない方でも内容はご存知の方少なくないはず。
全体が生み出す数値の8割は、そえを構成する2割の要素が生み出している…という経験則。
働きアリのうち、本当に働いているのは2割だけで、その他の8割は働いていない、
しかし、その2割の働きアリが突如いなくなってしまうと、残った元8割のうちの2割が働き始める…
「ばらつきの法則」「80:20の法則」とも呼ばれて、ビジネスシーンで引用されることも多いですね。
そしてこの法則を見出したのが、イタリアの経済学者ビルフレッド・パレート(1848~1923)。
さてさて、ドラマの感想。
こういう社会派作品、割と好きなんですよね。
サスペンス要素が強めですが、
せっかく貧困ビジネスという題材なのだから、
もっともっと現実問題に切り込んだ、ヒューマンドラマ寄りの作品だったら…
なんて、いち視聴者の要望はあれど、よく5話にまとめたな、と。
あと、最後まで「なるほど!」にならず、“モヤリ感”を残しているところがいくつかあります。
が、やはりこれは視聴して良かった。
作品の感想から少しそれますが、
生活保護というのは、今も昔も問題になっていて、
事実、不正受給やそれに近い状態の方も少なくないと聞きます。
私はホームレスだって生活保護受給者だって、誰が上で誰が下でとかではなく、
用意されている国の制度を利用すべきとは思うのですが、
もちろん不正受給や、貧困ビジネスでおかしなところにお金が集まることはなくなって欲しい。
実際、生活保護を受けてキャバクラやギャンブルをする人もいるし、
生活保護を受けるのは嫌だと、受給するより貧しいと思える生活を選ぶ人もいる。
ただ絶対に大丈夫なんてないし、いつ誰がどんな状態になるかわからないから、
「万が一の状態になっても国のサポートが受けられる」
というのは、ひとつの安心材料だと思います。
(人それぞれいろいろな考えがありますよね)
と、書き出すときりがないのですが、ぜひご視聴ください。
5話なのもおすすめポイント!