わー怖かった
家に帰って来る途中
パトカーが
『とまれー』
と叫んでる声が聞こえた。
まぁ~よく有ることだと思い、あまり気にしてなかった。
ただ、とまりなさい!じゃなくて とまれー!と命令口調だったので。
少し 気になった
家まで後10秒くらいの所で後ろから 凄い勢いで走ってくる人が… 
何?!
通り過ぎて 走って行ったと思ったら 家の前で曲がって うちのアパートに隠れたのだ

まぢか
今帰ったら 家の前に居る
どしよ。どしよ
帰れずに居たら 警察が犯人を探してウロウロしてる
もう 勇気を振り絞って
今 逃げてる人が家の前に入ってたんですが!と言うと
一緒に行きましょうと言うことになった
行ったら 案の定 家の扉の前に人が居た
それも ヤンキーの中のヤンキーみたいな怖そうな奴 
完全に顔見られた
こいつが警察に言ったんだな!的な顔された
それから 警察がそのヤンキーと色々話し出した。
私 どーしたらいいのさ
ずっとほっとかれる
でも 近くに居たら 何されるか分からないから 家の前のコインランドリーに行く。道路挟んで 向こう側から私見えてる
怖いよ~、もう言わなきゃよかった
近所の人達が少し出て来て 警察とヤンキーをじろじろ見てる。
一人で怖かったから 誰かいるだけで少し安心した。
やじうまの中の一人に話しかけられた
『彼の彼女さん?』
私『はい…?』
『彼氏さん何かしたの?』
私『彼氏じゃないです!知りません。家の前でやってるので入れないんですよ』
しつれいな ご近所さんだ!ヤンキーの彼女だと勘違いして来たのだ。
もう やっぱり言わなきゃよかったらと思ってたら
ご近所さん『ここの家に住んでるの?』と缶ビール片手に話しかけてきた
私『はい』
ご近所さん『缶ビール飲みます?』と言ってきた
ナンパ?こんな時に!
こっちは それどころじゃないよ!
ドラマとかなら、それがきっかけで仲良くなって ご近所つきあいが始まってってパターンとかありそうだけど!私は完全にそんな気分には なれない!
そんな やりとりしてたら 警察がやっと場所を他の所に行こうと動きだした。
何か 警察に言われるのかと 思ったら無視
何も言われず、パトカーに向かった
ナンパ氏『うち近所なんですよ』としつこく話してくるので
私『もう居ないので帰ります』
と逃げて来た
もう 怖かったよ
こんなことなら 言わなきゃよかったよ
ヤンキーがうちに乗り込んで来たら どうしようとか ナンパ氏が家に乗り込んで来たらどうしようとダブルで怖くなった。
良いことしたのに なんかな…怖くなっただけ
警察も何も言わずに居なくなるし
一週間 禁酒してたが 酒でも飲んで忘れよう
そうだ!ちょうどビールがある
うん。おいしい
…
あれ?なんで ビールがあるんだ
ちゃっかり ビールだけ ナンパ氏に貰って帰って来たんだ
警察にヤンキーを追放して
報酬 ビール
よかったような
悪いような
複雑な 心境






