ふと意識を取り戻した。


しかし、そこは真っ暗で

一瞬、目を開いているのか閉じているのか

認識出来ない感じだったが、

その原因は何となく認識出来た。


起き上がろうとした僕は、

一瞬何が起きたのか分からない衝撃を頭に受けた。

しかも、手を伸ばそうとしても、足を曲げようとしても、

すぐに壁にぶつかり、自由に身動きをとる事が出来ない。


どおやら、僕は箱の中に閉じ込められている様だった。


何がどうなって、こんな所に寝ているのか

まるで想像出来なかった。


僕は、とてつもない恐怖に襲われ

発狂したが、それはすぐに納まった。

何故なら

自分の叫び声が反響し

耳を劈くような、今まで聴いた事も無いような

まるで自分が発した声ではないような

金切り声が自分を襲って来たからだ。


しかし、だからといって

恐怖が無くなったわけでもない。

どうにかしてこの状況を抜け出さなければ。

でも、どうしたら良いだろうか…


僕は、自分の閉じ込められている空間を手探りで

把握しようと触れる事の出来る範囲を色々と触れてみた。