最近、よく海に行きます。

比較的近い東京湾や千葉の海に始まって、伊豆やいわき市の海にまで足を伸ばしました。

私は海のない県の生まれ育ちなので海にはとても疎いのですが、それでもそれぞれ味わいが異なる海であることは見てとれました。

 

東京湾は小さな小さな丸っこい石が多くて貝の類もあまり落ちていない、ジャリジャリのイメージ。

千葉と伊豆の海はシーグラスが豊作でしたが、千葉は波が高くて荒い感じ、伊豆は落ち着いて長閑な感じ。

福島はとにかく砂浜の砂がさらさらで、シーグラスはあまりないながらも貝のかけらがたくさんでした。

 

なんでそうなのかとか印象がすべて日によるものなのかとか詳しいことは何も分からないけれど、こんな感じです。

どこへ行っても可愛い石ころやシーグラスや巻貝のらせんだけが残った部分なんかを持ち帰って、洗って瓶に入れて飾り、暇なときに瓶を手の中でコロコロと転がして楽しんでいます。小さな万華鏡みたいです。

 

毎回海に行くと、その壮大さと不思議さを考えてしまいます。

月の重力に影響されながら、休むことなく陸に波が打ち寄せていて、それが私が寝ているときも起きているときも、何をしていても続いているなんて! その水の中に数えきれないほどの命が生きているなんて! と毎度驚いてしまうのです。

きっとサバンナに行ったらそれはそれで同じようなことを(私のあずかり知らぬ間にも、この広大な土地にあんな大きな、そして小さな生き物たちが命を張って生きているなんて!)考えてしまうと思うのですが、最近は海一色になっています。

帰ってきてからも、布団に入りながらぼんやりと海に思いをはせてしまう今日この頃です。

 

 

福島ではまたまた水族館にも行ってきました。

今回の注目生物はナメダンゴです。

 

前回、コンペイトウが好き、なんて書いたかと思いますが、コンペイトウもナメダンゴもダンゴウオ科の仲間。

その名の通りゴツゴツで丸くてなんとなく透けているお魚です。

この水族館ではナメダンゴが水槽に何匹も飼育されていて、海藻やガラス面にくっついているのを見ることができます。コンペイトウよりもごつごつが大振りで、そのとがった先っぽを撫でてみたくてたまらなくなりました。

想像では、こんにゃくみたいな弾力ではないかと思うのですが。

 

 

 

次はお散歩について書こうかなんて言っておきながらちっともお散歩ではない内容でごめんなさい。

あんまりにも海が大きかったので、頭の中までほんのり青くてお散歩どころではないのでした。

 

ではまた。

ここまで読んでくださったお礼のナメダンゴです。