我々の住んでいる世界はまるで

鏡のこちら側と向こう側である。

 

さて我々は一体、どちらの方に住んでいるのだろうか?

 

「鏡の向こう側」の住人は

こちら側の住人のことを真実とは逆であるという。

しかし我々は、向こう側の人間の方が真実とは逆であると思っているのだ。

 

しかしここで我々はもう一度考え直さなければいけない。

果たして我々が見ている「真実とは逆」だと思っている方が真実で

我々自身が「嘘」であることはあり得ないのだろうか?

 

我々は私たち「大衆」の目にするメディアは嘘はつかないと信じさせられてきた。

何故なら我々こそが正しくて嘘をつかないいつも正義のために戦うヒーローである「西側」の人間であったからだ。

我々はずっと「鏡の向こう側」の住人たちは嘘つきで残酷な人間であると信じこまされてきた。それも我々の目にする「メディア」の力によって。

 

「大衆は小さな真実より、大きな嘘の方を信じる。」

それはまるで第二次世界大戦中にヒットラーを中心としたドイツ帝国のナチスのプロパガンダのようである。

 

そして鏡の向こう側の人間は本当に実際にメディアが言うように

それ程までに「残酷」なのであろうか?

 

我々もまた、太平洋戦争中は敵のことを「鬼畜米英」と信じこまされてきた。

 

昭和19年3月1日号 アサヒグラフ

市民や教会、病院などを無差別攻撃する米軍。

 

そしてアメリカも然りである。

 

アメリカの「アンチ日本」プロパガンダ。

 

 

我々は何度も国家に大きな嘘をつかれては騙され続けられているのである。

戦争を「正当化」し、相手の「悪」を誇張し、お互いに「憎しみ合う」ために。

 

それは、「戦争」が終わっても尚のこと。

逆パターンの「戦争プロパガンダ」は未だにずっと続いている。

第二次世界大戦の終戦後もずっと、その間もそして現代においても。

 

何故なら戦争を正当化するにはまず、「大衆の支持」がなければ

成り立たないからである。

 

そしてその「憎しみ」をクリエイトする為、

「メディア」は国家にとって、その大きな役目を担っているのである。

 

我々は今その「鏡の中」にいるのだ。

 

Image :

Micheal Ende

" The Mirror In The Mirror "

 

 

ミヒャエル・エンデ

「鏡の中の鏡」

 

そしてその「戦争プロパガンダ」から解き放たれ、

真実を知るにはもう一度

自分達をその「鏡」に映してみる必要がある。

「鏡の中の鏡」を覗きこむように。

 

Sometimes the truth hurts more than believing in lies.

 

And remember that everyone can lie.