どうもー!学校での研究プランが3つ連続で予算不足で頓挫してしまい絶賛ご機嫌ななめな御砒素氏でございます。

前回はマスタードガスについてやりましたが今回も非常に強い毒ガスについてです。皆さんは地下鉄サリン事件をご存知でしょうか?あの悲惨な事件に使われたサリンという毒物を今回は見ていきましょう!

サリン、正式な名前はイソプロピルメタンフルオロホスホネート。とにかく長いっすね…俺は多分三回連続で言えません。(おい)
かなりオウム真理教のイメージが強いですがこれをはじめて作ったのは20世紀はじめのドイツです。7000トン以上のサリンを製造していたのにも関わらずそのサリンは使われることなく敗戦したんですね😅サリンの名前はサリン開発に携わっていた科学者たちの名前から取ったそうです。サリンが戦争で使用されたはじめてのときはイランイラク戦争のときですね。やはり当時から毒ガスは禁忌とされていたのでかなり使うことは少なかったそうな…それなのにオウム真理教の方々はサリンの製造に成功してしまったんですね…ではそんな多くの人を苦しめたサリンがいかに恐ろしいのか紹介していきましょう。


みなさんは「アセチルコリン」という物質をご存知ですか?エレクリにもありますね!このアセチルコリンという神経伝達物質、つまり神経を伝わっていく物質の分解酵素と反応してしまいアセチルコリンは本来の役割を果たせなくなります。つまり神経麻痺がおきてしまうんですね…はじめは頭痛やめまいなど、少しずつ視力にも影響が出始め最終的には体温が上昇して死に至ります。


しかしこのサリン加水分解するので水が多いところでは無毒化されます。しかも塩基性下だと反応が加速するので何かあれば塩基性溶液で無毒化しましょう!
ではまた!