急にその日は訪れてしまった。
長年使用していた炊飯器。
我が家の家電の中では優秀な方で
10年以上長持ちしてくれて
私が遠くに住む高齢の両親と過ごすために
不在だった2年近くの間も
この炊飯器が頑張って夫たちの胃を満たしてくれた。
つい3日前
お米を研ぎ、さて炊飯の予約をして
今日の家事を完了させようと
予約のボタンを押してもうんともすんとも言わない。
予約以外のボタンはすべて大丈夫なのに
この予約ボタンだけが無反応になってしまった。
思えば、炊飯器の中で今まで一番私が押していたボタンが
この予約ボタンだったんだ。
今まで考えたこともなく
無機質な気持ちで毎日押していたんだ。
この小さな非常事態にふと思ってしまった。
一人でブツブツ呟きながら
押しているうちにまた反応してくれるかもしれないと
一理の望みを込めていたら
段々をボタンを指で押す力も強くなり
「ママ!そんなに強く押したら痛いよ💦」
炊飯器からそんな悲鳴もあがりそうで
なんだか可哀想になってきてしまったので
とうとう押すのをやめて
「予約ボタンがダメになったみたい」
夫にSOS。
それからすぐに2人で諦めて
スマホで炊飯器探し。
よくテレビで家電芸人さんているけれど
我が家では夫が家電パパで調べて探すのが好きで
それから2日かけて日本製の炊飯器探しを決行。
その間は起きたらすぐに炊飯ボタンを押して
家族が起きるまでの間に炊きあがれるよう
いつもの起床よりもほんの少し必死になって…(笑)
私のリクエストはカラーが白であること。
夫が見つけた2つのメーカーの中から選ぶことにし
内容は今まで使用していたメーカーと同じものと
もう一つは炊飯器では初めてとなるメーカーのもの。
2つを比べてみて4,000円上の値段だけれど
釜が厚めで美味しそうに炊きあがれそうな
使ったことのないメーカーにしてみた。
洗濯機やエアコンなどでは使っていたけれど
炊飯器は買ったことのないメーカーというのにも興味がわき
形も好みだったので今回はこちらに決めた。
早速本日到着し
夫と共に箱から開封。
「いいんじゃない♪」
夕方お米を研いで予約ボタン♪
初めて使うメーカーなので
今まで聞いたことのない炊飯器の音。
それがなんだかフレッシュさを感じ
うんうん、と頷いてしまった。
炊きあがりも食べた感じも
炊飯器によってはやり違いがあるんだと
改めて感じながらじっくり味わってみたけれど
きっと慣れてきたらこれが当たり前になって
初日の味わった気持なんて忘れてしまうかな…。
帰宅した息子も
「お!新しい炊飯器来たね」
と言いながら自分でご飯をよそって
美味しそうにほおばる姿を確認し
ひと安心。
今まで使っていた炊飯器も
我が家で10数年頑張ってくれたのだから
綺麗に拭いてあげて
「ありがとう」
手で沢山さすって蓋を閉め終えました。