書くことがないので前話していた揚げ物にトラウマを持ってしまった出来事について書こうと思う。あれは初めて揚げ物に挑戦したときのこと、下ごしらえもうまくいって後は揚げるだけだった。
うちはカセットコンロを使っていて、サラダ油を三センチくらい入れてふたを閉めて温めていた。ここで料理経験者で一般教養がある人なら気づいたかもしれない。そろそろ温まったかなと思ってふたを開けた瞬間1メートルくらいの火柱が立ったのだ。しばらくは何が起こったかわからずに「フェーェ?」みたいなことを言っていたと思う。現実に戻ると火柱はサラダ油を燃料にして永遠に燃えていた。何とかして消さなければと思い、シンクに水を流しその中に鍋をぶち込んで消そうとした。しかしこれも失敗で、熱い油の中に水を入れると跳ねるように大量に油が跳ねた。さらに細かい気化した油に火が移るようにしてはねた油に火が燃え移り火柱は倍くらいになった。火は部屋の天井まで伸びてもう人生終わったと思った。火災報知器もなってるしそのころから記憶がないんだけど(マジ)気づいたら火は消えていた。
おそらく流したままの水が油の上にたまって空気を遮断できたんだと思う。小火の後はうるさい火災報知器を消した、後から気づいたけど火災報知器ってなっても消防とか来ないんですね。壁は真っ黒になっていて生き残った嬉しさと火事の生生しさにしばらくボーっとしていた。
今考えれば火を消すために空気を遮断すればいいからフライパンをかぶせたり布団をかぶせたりすればよかったって思うけど、いざあの状況になると、やばい⇒火⇒水 くらいの思考しか出来なかったし油に水はダメなんてことももちろん考えれなかった。正直油にふたしたらダメとかしってた?これ一人暮らしの罠でしょ! え?そもそも蓋する意味が分からないって? 僕は効率厨だから早く温まってガス代を節約できる思ってふたをしたんです。その結果がこれよ、かわいそうでしょ?そんな思いででした。みんなも火とコロナには気をつけようね