被災地能登半島へ | 奈良県宇陀市のピアノ・エレクトーン・らくらくピアノ・リトミック教室講師杉本先生のブログ

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おはようございます。

奈良県宇陀市のピアノ・エレクトーン・らくらくピアノ・リトミック教室講師杉本です。

 

28日からやっと能登半島地震の被災地輪島に行ってきました。

 

ボランティアでお手伝いに行くのならいいのですが、夫の実家の片づけと公費解体の手続きのためです。

 

正直に言うと「疲れました」

 

金沢では、内灘で液状化の影響が大きかったようですが、そこは能登里山海道を走っているので、目に入りませんでした。西山インターチェンジでおり、志賀町、富来と輪島市に近くなるにつれ、ブルーシートを屋根にかけている家が多くなりました。富来を過ぎると傾いている家、そして輪島市に入ると、壊れている家も目に入るようになりました。どこの家も屋根の被害が大きいようです。

 

夫の実家のある輪島市門前町に入り天領黒島を通過、ペシャンコになっている家もあります。

 

夫の実家の近辺も道路に屋根がはみ出している家、家の中が丸見えの家、YouTubeで見ていても、実際目にすると何も言えません。

 

夫の実家の玄関に貼ってあった紙

 

 

赤い紙で危険

ただ、実家は屋根の瓦に少し影響はあったものの、人が住むには何も問題ありません。

隣のお宅が傾いて実家に倒れ掛かりそうになっているので、危険となったようです。そのためお隣は緊急に解体となり、すでに更地になっていました。

 

さて、片づけは割れた食器などを始末すること。

見たときには「やれやれ」と思いましたが、「ぼちぼちやったら何とかなるさ」半日もかかりませんでした。

 

困ったのは、電気と水道が使えなかったこと。

電気は電力会社にあらかじめ電話した時「使える」とおもっていました。

水道も復旧していると聞いていたので、軽く考えていたら、水は来ているものの肝心な母屋では使えず、全壊の別棟のトイレと洗面所の水道からぴゅ~と出てくるばかり。

 

 

写真の左側です。

夫が苦心惨憺して、何とかそこでバケツに水をためて、母屋に運んでくれました。

「昔の人は水を運んで大変だっただろうね」

 

電気はプッツン切られていました。漏電を防ぐためすぐに切ったようです。

電力会社と行き違いがありました。つないでもらう手配はしたものの、いつになることやら。

 

そこで困ったのは、トイレ

田舎ですが、野中の一軒家ではありません。

外でするわけにもいきません。親戚のトイレを使わせてもらうことになり、本当に感謝感謝

そこのおうちは大規模半壊で、いつもは人がいませんがカギはかかっていないというか、鍵をかけてもどこからでもはいれるほど壊れています。しかし夫の実家と異なり、電気も水道も使えるので、助かりました。

 

まだまだ文明の利器を使えないことでの不自由さはたくさんあります。

それはまたの機会に