ELDER EGG / エルダー・エッグ -28ページ目

ELDER EGG / エルダー・エッグ

言葉はピストルになり、傘になる。

どこかの国で

この国で

世界中で、毎日、毎日

凄惨な事件が起きている。

 

家を、故郷を焼かれ逃げ惑う人たち

 

毒ガスを浴びて息も出来ない子供たち

 

何気ない日常を、幸せな毎日を

突然、奪われた人たち

 

誰かの勝手な都合で力ずくで奪われていく。

 

メディアはそれを鮮明に

よりセンセーショナルに伝える。

 

それを目にした誰しもが許しがたい怒りや悲しみを抱くだろう。

目に焼きつき、それを忘れられない事だと思うだろう。

 

しかし、残念なことに人は忘れてしまう。

 

忘れる事は、怒りや悲しみ、恐怖といったストレスから身を守るために備わった、優れた防衛本能だとは分かってる。

 

でも、それに抗ってでも

忘れちゃいけないんだ。

 

力も手段もなくて、何も出来なくても

忘れないでいたい、せめて。

 

それが大切なこと、

自分に言い聞かす。