練習場に到着。


轍平「今日は初めての練習だな、みんなどんなプレーをするんやろか?」


練習開始時刻の1時間前に到着してた。


轍平「・・・・誰かもう練習している。俺も早く行こう!」


クラブハウスに急ぐ轍平。


ペナルティエリア外から5メートルの位置からフリーキックの練習をしていた。


カン・カン・カン・カン・カン。


すべてポストに嫌われる。


アベイロ「・・・・テッペイ・サカモト」


轍平(・・・・誰やろか??)


轍平は選手をほとんど知らない。世界のスーパースターも例外ではない。


リカルド「テッペイ!!久しぶり!」


轍平「リカルド!」


リカルド「紹介するよ、こちらはポルトガルのリベイロだよ!もちろんテッペイも知ってるだろ?」


二人ががっちり握手目を合わせる。


アベイロ(こいつ、俺のことわかってないな。目が泳いでいる。なんてこった。世界で俺を知らない人間がいるなんて)


轍平(なんやろ?lこの敵意をむき出しなオーラ。それにどや顔して・・・)


轍平・アベイロ(・・・なんか感じ悪いやつ!)


リカルド「はい、はい挨拶は終了。アップしなきゃね!(なんか似てるな二人アベイロ」はフリーキックの練習」


アベイロ「わかった。(嫌でも覚えさせてやるサカモト)」


カン・カン・カン・カン・カン。またポストに嫌われる。


轍平「・・・まさか」


そうアベイロはすべてポストを狙っていた。練習ではこれくらい余裕だということだ。しかも最期はポストに当たったボールを自分のところに戻しリフティングしていた。背筋が凍った轍平。どや顔するアベイロ




レアルマドリードの入団発表はスタジアムで行われた。


歴代のスター選手の入団にはスタジアムに大勢のファンが集まることでも有名である。


轍平「こんなにも人が集まってる??集まりすぎやろ!」


藤井「坂本君、君にこれだけの人が集まることは期待の表れだよ!だって1万はいるみたいだよ!」


テッペイは唖然としていて話が聞いていない。


藤井「リカルドは8万だったかな?それからポルトガル代表のアベイロは・・・坂本君??聞いてる??」


轍平「ああ、聞いてますよ!大丈夫です(笑)」←聞いてなかった。


フロンティア「さあ、これが君のユニフォームだ!」


白いユニフォームが渡されると、カメラのフラッシュが一斉に!報道陣にユニフォームを見せる。


背中には「TEPPEI 18」


轍平(SAKAMOTOじゃなくてTEPPEI?なんでやろ?背番号は18か。ミランでも18やったから愛着あるな)


VIP席では3人の男が見守っていた。


リカルド「あれが日本のファンタジスタだ!二人ともわかるでしょ?アテネで活躍したから」


アベイロ「あいつか!テッペイ・サカモト。前線のレギュラー争いは大変だね。」


ブランコ「競争は歓迎だ。簡単にポジションを渡すつもりはない。チームにとって戦力アップは喜ばしいこと」


3人ともがテッペイ・サカモトを歓迎していた。チームメイトとしてライバルとして。


VIP席に3人の男が見守っていることに気がついた轍平。


轍平(リカルド!!俺はもう誰にも負けない)


リカルド(テッペイ!待っていたよ!君はこのチームに必ず必要だと思ったんだ!)


アベイロ(日本から来たファンタジスタ・・・前対戦した日本人ファンタジスタのフリーキックはすごかったな。)


ブランコ(上手くとけこめるようにサポートしなきゃいけないな。)


テッペイ(リカルド以外の二人・・・誰やろか???)

スペイン。マドリード空港。


とてつもない数のシャッターがテッペイを包んだ。アテネで活躍した日本人への期待はとてつもないことだった。


だが、セリエAからリーガに移籍した選手は苦しむ傾向にもある。かつてバロンドール・FIFA最優秀選手にも輝いたことのある元フランス代表の司令塔もその一人だ。


はたしてテッペイとマルコは?


轍平(なんね?この人の多さ??そして光・・・オリンピック前に帰国したときよりも激しい)


記者A「サカモト、あなたはマルコを追ってきたんですか?銀河系軍団でスタメンは厳しいんでは?」


記者B「レアルマドリードに移籍した一番の理由はなんですか?」


テッペイから一言もらおうとする記者たちのすさまじい形相。その中にも二人の記者が


吉村寅太郎「まさか、こんなにも世界を沸かす選手になるとは思わなかった。お前のお気に入りは!」


楢崎康子「(このおっさん・・・相変わらず背中が)ええ、ここまでに成長するなんて・・・当時取材費をけちった編集長今では降格じゃないですかね?」


吉村「ただ、銀河系軍団に坂本の居場所はあるのか?非常に厳しい移籍だというのが本音だ。」


楢崎「確かに・・・元日本代表もローマに移籍したときには苦労してましたもんね。試合に出られることが少なかった。」


吉村「ビッククラブは代表選手が試合に出れないことなんて多々ある。ミランのときもそうだったが・・・」


テッペイは代理人の藤井とフロンティア会長の迎えで、空港からクラブに移動。その車中。


轍平「今回、オレはレアルマドリードに移籍できて本当に幸せです。ただ会長にひとつお伺いしたいことが・・・マスコミが言っているように、ジャパンマネーが魅力だったんですか?」


フロンティア「もちろんそれもある。それは否定できないが・・・ただアテネでの君のプレーを見て、君はファンタジスタだと確信した。君は環境次第で世界有数の選手になる!」


藤井(坂本君。そんなにストレートに聞くような人間だったかな?)


轍平「・・・世界有数。」


フロンティア「私をドキドキさせてくれ!リカルドも言っていたよ。テッペイはファンタジスタだと!それに彼が私に獲得してほしいと懇願したんだよ!彼は君をかっている。これは間違いない」


轍平「リカルドが!!!」


藤井(あー、こんなビックニュース誰かに話したい!!・・・話したら代理人クビだけど)


フロンティア「さあ、着いたよ、ここで入団発表しなきゃね!」