こちらで記載したように、イメージコンサルティングでは大きく分けると

・パーソナルカラー

・骨格診断

・パーソナルデザイン

を受診しました。

本記事は、骨格診断の診断結果と私の理解です。

 

骨格診断

以下、ICBの定義を引用します。

 

骨格診断とは、身体の「質感」「ラインの特徴」から自分自身の体型を最もキレイに見せてくれるファッションアイテムを導き出すメソッドです。

診断を受けた感想としては、上記質感・ラインの特徴というのは、

質感:(筋肉を含む)肉の性質→素材との相性

ラインの特徴:(まさしく名称そのものである)骨格…これは腰の高さや肩幅などフレームに相当する部分と肉がつく傾向→得意なシルエット

を意味するのではないかと理解しています。この二要素…つまり、美点・欠点双方を含む肉付きの特徴と、骨格診断で言われる重心の特徴を捉え、理想のスタイルを効率よく実現する補正方法の分析といったところでしょうか。

(もちろん骨格診断の養成講座を受けたわけではないので、1回コンサルティングを受けた素人の理解です)

ちなみに、骨格診断についてはICB代表の二神さんも何冊か本を出されているので、そちらをかじるとなんとなく雰囲気が分かります。

私は以下の2冊を読んでいました。

・本当に似合う服に出会える魔法のルール

・本当に似合うBestアイテム事典

出版時期も近く、二冊の内容はかなり重複しています。

しいて言うならば、

前者:Vネックなどのアイテム別一覧があり、自分はどの襟が良いか、スカート丈はどれぐらいか、が分かりやすい

後者:骨格ごとにページが分かれているため、目当ての骨格の情報を効率よく得られる。また、服をどう合わせたらいいかわからない!という方に丁寧にコーデの組み方を解説している

という性質の違いでしょうか。使い方で選べば良いと思います。

 

前置きが長くなりましたが、要はスタイルアップ(どこを盛ってどこを補正すべきか)と得意な素材を分析するのが骨格診断と理解しています。

 

診断方法

立った状態を先生が触診して診断くださいました。

私が明確に認識したのは以下の項目でしょうか。

・全身(全体像)の観察

・デコルテの観察

・肩幅と厚さ(触診)

・手首(触診)

・背中・肩甲骨(触診)

・脚・膝(触診を含んだと思いますが、はっきりと覚えていません)

・足(サイズ)

もちろん先生はこれ以外も含めた情報を処理していると思います。

骨格診断の診断項目は前述の本にも掲載されていますが、多くの患者さんの身体に触れたことのあるお医者様以外で正しく診断するのは至難の業かと。

自分の手のくるぶしの大きさが大きいか小さいか、私にはさっぱりわかりませんでしたし、腰の高さに至っては、私はどこを見るのかすらわかっていませんでした。

これもまた自己診断の難しさがある領域だと思います。

 

診断結果 ストレート(デコルテ・背中部分はナチュラルMIX)

ICBのHPではMIXはないと書かれていますが、今回は上記の診断をいただいています。

私、びっくりするほど貧乳なのです。胸の厚みはバストを含めて皆無。みじめなほど皆無。着る服を選ばなければいけないほどです。

なので、自己診断ではナチュラルだと思っていました。ナチュラルの服装ものすごくしっくりきますし。

ただ、重心と肉付きは見事にストレートだったわけです。

骨格は元々簡易診断メニューであることもあり、診断の際は先生が「アリアナさんはPDで考えた方が良いですね」とおっしゃってさらっと進みました。

が、「ストレートと言えば胸の大きな肉感的な方!」と思い込んでいた私は帰宅後につまづくことになります。

前述のように、私は服の型(全体のシルエット)に最も影響を与える要素は骨格診断だと思っていました。

若干の違和感はあれども、テイスト(=パーソナルデザインが影響)はTPOによって変えることができる/変える必要があると思いますが、余程のことをやらない限り身体の作りとその補正の指針(=骨格診断)は変わりようがないはずです。

また、私の場合パーソナルデザインの自由度が高く、シルエットの指針にそれほどなりませんでした。

そのため、衣服の丈(何を見せて何を隠すか)や盛り方(厚みを出して良いか)は、骨格診断の結果を主な指針にしようと考えており、帰ってから「そういえば結局私はどの骨格なのだろう。スカート丈はどうすればよいのだろう」と迷いが生まれました。そこで、図々しいと思いつつ診断後のフォローに甘えさせていただくことにしました。

診断項目はICBをご参照いただきたいのですが、再度細かく評点を出していただいた結果、ストレート:ウェーブ:ナチュラルで11:5:7。ストレート優位のナチュラルミックスです。まさしくプロの観察眼だと改めて思いました。私はこの評点をつけることはできません。平均値も知らなければ一般的な全体バランスも分からないからです。

勿論そういったものを見慣れた方や観察眼に優れた方は評点をつけることはできるかもしれませんが、先生はそこから更に分解してそれぞれの部位の特徴とどうMIXされたストレートなのかを解説くださいました。

そこまでしていただいてようやく、上記結果に記載したようにデコルテと背中にナチュラルが混ざったストレートと理解できました。
 

私なりの理解

ストレートは厚みのある上半身と張りのある肉質が特徴の骨格です。

前述の書籍では「似合う」形の特徴をメインに紹介し、それに添えてNGの衣服が書かれています。とても良い本ですが、ここに何故NGなのかを言語化してもらえていたらわかりやすいのに、と思います。

たとえば、ストレートの場合トップスのNGは「フリルデザイン、フレア袖…」など。上半身の厚みこそが欠点であり補正のポイントであることに由来するのでしょう。つまり上半身にこれ以上ボリュームを出してはいけないということだと理解しています。

そうならば、上半身(デコルテと背中)がナチュラルで厚みのない私はストレートのこのNGは該当しません。

つまり、幸か不幸か私の体型の場合、ストレートにとって一番の悩みとなる上半身の制約をほとんど受けず、自由な装いが可能となるのです。

ストレートの骨格に関する制約を言うならば、ストレートらしい特徴を持つ下半身の補正(膝までの肉付きが良いのでそこを見せない)や、腰の高さざ高い上重心を補正するための重心を下げるといったことを中心に整えると良いということでしょうか。

ストレートの方の1番の悩みは上半身の厚みになるため、SNSの考察含め大半のアドバイスは上半身の見せ方・ボリュームダウンを指摘します。そちらが私には当てはまらないので情報の集め方には注意が必要であることが理解できました。

 

また、冒頭ICBから引用した定義に立ち返ると、骨格診断のもう一つの要素として質感…つまり相性の良い素材があります。私の質感はストレートに準ずるので、肉感を目立たせない・気太りしない素材が体型補正に役立つことになります。

 

以上から、私は骨格としてはストレートなのですが、ストレートとして補正すべき欠点の影響が小さく、パーソナルデザインからの似合わせをメインに最適化させることができるということなのでしょう。

これが前述の「アリアナさんはPDで考えた方が良いですね」という言葉の意味なのだと思います。

 

というわけで、長々と書いてきましたが、骨格診断からは(ウェーブ向けは避けた方がいいですが)スタイルへの強い要請は少ないため、スタイルの結論はパーソナルデザインに持ち越すこととなりました。

 

蛇足ですが、学生時代、憲法の講義を担当いただいた教授は私の人生でトップクラスに賢い方でした。賢すぎるあまり、流ちょうな講義を後から振り返るとわからなくなる。「あ、ここはうまく転がされたんだな」と気づくわけです。

※もちろん適当にされているのではなく、初学者にざっくり解説をする場合に込み入りすぎたりする部分をうまく流してくださっていたのですが。

イメージコンサルティングもそれと同様だと思います。診断当日は時間的な制約の下、プロフェッショナルが全体のバランスを勘案して最適化のコツを効率的に伝えてくださいます。

わかりやすいのですが、うまくその場で疑問を解消しておかないと、微細なこだわり(私の場合スタイルは骨格診断を指針とするという思い込み)から素人が後でつまずいてしまうことがあるのではないでしょうか。

SNSではイメージコンサルティングを受けた後に色々迷われている方を散見します。先生がウェルカムであるならばアフターフォローで疑問点を解消することは非常に重要だと思います。

人によって体型も雰囲気も異なります。その人の特徴を捉えて最適なスタイルを探るのがイメージコンサルティングの目的であるならば、一般論への当てはめではなく、そこからさらに一歩踏み込んだ自身のための指針を得たいところです。

それには高度にカスタマイズされた診断が必要ですし、理解のために先生としっかりコミュニケーションを取ることが必要です。この点においてもサロン選び、つまり先生との相性やフォローの手厚さが重要だと思います。

 

私は若干しつこいほど聞いてしまっておりますが、いつも丁寧にお答えくださる先生に心から感謝しています。