えくぼさー、前すごーくキレイな男と
付き合ってたってわけじゃないけど、
頻繁にデートしていた人がいたのね。
きれいって言うのは中田英俊みたいな
後天的いい男じゃなくて、
生まれついてのキレイさでさ、
とにかく整ってる+後天的イケMENでもあったのね。
そりゃー気持ちよかったさ。
人間誰しも美しいものがスキだべ。
彼のお顔を眺めるだけで幸せな気分だったもんさ。
最初は一緒にいるだけですごく楽しくて
「彼氏いい男ねー」とか言われて舞い上がってた。
ところがさー、ある日からそれがプレッシャーになったわけ。
誰も「美男美女の~」とか何とか言わなかったんだよ。
(誰か言ってくれたら救われてたかも。)
そんでさーあまりにも豚に真珠に思えてきたの。
彼がキレイすぎて、えくぼじゃだめだって思っちゃったの。
やっぱ世の中女の子がキレイじゃなきゃいけないわけでしょ。
ある日耐えられなくなって
えくぼは突然帰っちゃったの。
泣きながら2時間くらい歩いて帰った。
とにかくヒドイ気分だった。
「俺何か悪いことした?」って電話がきたけど
えくぼ何も言えなかった。言えるわけないさ。
ほんとせつねー。
でさ、そん時決意したの。いい女になるって。
そんで次の日さっそくヘアサロン行ったりして
ちょっと悪あがきしたり。
服買いに行ったり、メイク変えたり。
でもさー今はどうよ?
すっごいナチュラリストになって、
体は確かにキレイになったね。
でも地味なヘアスタイルだし、メイクも薄いし
服もアジアでテキト~だべ。
おっぱいも若干たれたのにブラ嫌いだし。
進歩してねーじゃん。
むしろ退化してるっしょ、年とったし。
つーかナチュラルすぎ!
ああ~どうしよう。
とか思って爪だけは最近キレイにしている。
気になるキレイな男との顛末は、
その後も一度だけデートしました。
そんでそれ以来。
やっぱえくぼにはだめっすよ、キレイすぎる男は。
すごくキレイならちょっと年いってるとか、
服のセンスがダサいとか、
なんかないと耐えられなくなってくるよ。
結局負けたんだね。
彼をスキだって気持ちが、自分かわいさに負けたんだよね。
それでもさー、今でも思い出すんだよ。
あのときのミジメな気持ちを。。。
泣きながらおうちまで歩いたときの気持ち。
新しい出会いがある度に、この殿方にどう見られてるか、とか
一緒にいてえくぼじゃだめじゃないかしらって
どうしても考えちゃうんだよ。
うまくいかなかったときも自分の外見とかに
原因を求めてしまうわけ。
自分のことかわいいって思えなくなったわけ。
メイクしようっと。
服もたくさん買おー。
借金してでもがんばるぜ。
自分を愛して、常に次に備えなきゃだよね。
なんてね~どうなるでしょ。