退院開けのPTでは
うつ伏せ寝を重点的に行った。


なんと、

これまでうつ伏せ寝にすると
嫌がって緊張が強くなっていたのに

PTさんが身体の癖に合わせて
腰の位置を変えてみると


すごくリラックスした表情になった餅男。



もちろん
うつ伏せの間は腰を持ってユサユサバイバイ




今回、

30分くらいこの体勢で
ユサユサされていたけど

止めると怒るくらいに
気に入った様子の餅男照れ



足の位置とクッションの感じを
しっかり覚えて

自宅でやってあげたいウインク







そして、


受付にて

餅男の筋緊張が
強くなったことを

リハビリセンターの
神経科医に相談するために

1番早い予約を取ってもらうことにした。



ら、、


まさかの当日キャンセル枠に
入ることが出来て

PTリハビリが終わった午後1番に
餅男を診察してくれたおねがい


いつもはすごく混み合う。




餅男の担当医は

筋緊張が強い子供を得意としており
経験も豊富。



ボトックス注射を打つべきか
相談をすると

餅男の身体を丁寧に触ってから


首の旋回が強いですね。
足首もどうしょうかな、、


と考えながら


首と足に打っときましょうかウインク


と気軽な感じで決めてくれて

注射する筋肉の場所や薬の量も
パパッと決めてパソコンへ打ち込んだ。



そして、

あれよあれよと
ボトックス注射の準備が始まった。


まさか、

当日相談して

すぐに注射になるとは
早い展開にビックリだがありがたいおねがい


あとから知ったが

本来はボトックスは
生ワクチンのようなもので

長くストックが出来ない薬のため
打つとなると準備期間が必要。


当日、体調不良でキャンセルした子が
ボトックス注射の予定だったらしい。





そして医師から
注射についての説明を受けた。




小児脳性まひ用の小冊子をめくりながら

ボトックス注射は
ボツリヌス療法と言って

内科的治療の1つで、、

など丁寧に説明を受ける。


筋緊張を緩める治療は
投薬以外にたくさんの種類があるびっくり



詳しくはこちら下矢印



副作用が出るとすれば
効果が出過ぎるということらしく

嚥下がしにくくなる。
歩行困難になる。

など打つ場所によって出方が違う。


なので副作用が強く出ない範囲で
少しずつ薬を調整していく。




ボトックス注射は

身体中にくまなく
交差して張り巡らされている筋肉に

緊張の原因となる数カ所へ
狙いを定めて打っていく。



脳のダメージの場所や人によって

どの筋肉が
どのように緊張するか変わるので

注射する医師の腕次第で
効果が歴然と変わるらしい。



そして首に
ボトックス注射を打てる医師は

日本でも少数と限られており
餅男の医師はそれが出来る。



医師は何度も注射する場所を
手で触りながら確認をする。



餅男は

首が右側に旋回するので

首後ろに4箇所
首前の喉の左側に1箇所


足先がピンと硬直するので
左右のふくらはぎに1箇所ずつ。


計7回も注射を打つことになったアセアセ


一本の注射器に入った薬を
7箇所に小分けして注射する💉



今回の注射内容下矢印


そして

はじめての注射の場合は
いきなり効果的な量を打たずに

その半分くらいの量を打ち
身体の様子を見る。



2回目以降は
効果的な量を打てるのだが

一回打つと
4ヶ月は期間を空けないといけない。


期間をあけて薬をしっかり抜かないと
身体が慣れて効かなくなってくる。



なので

今回は効くか効かないか
わからない量を7箇所に注射し

効かなかったとしても
4ヶ月は打てない。


そんなボトックス治療のスタートになった。



針の太さは
幼児の予防接種と同じサイズ。

注射を打たれた餅男は
やはり痛がって泣いたえーん


大人3人がかりで

励まされながら
頑張って7箇所を耐えてくれた。



効果が出るとしたら
1週間後。

約2ヶ月で効果が落ちてくる。





本当に頑張った餅男ムキー


どうかどうか
少しでも効果が出てくれますように。

そして餅男が
楽に過ごせるようになりますように。



楽になったタイミングで
リハビリを集中的に行い
生きてる脳の成長を促す。

筋緊張のコントロールを
自分で出来るようになりながら

筋緊張を無くしていくのがねらい。