書店の店員らが投票で選ぶ「マンガ大賞2011」を、羽海野チカの
「3月のライオン」が受賞することになりました。


プロ将棋の世界を舞台に、少年棋士が苦悩しながら成長する姿を描いた作品です。



物語の内容は、中学生でプロになるという天才ですが、家族を亡くし、他人との
かかわりをもたない少年、桐山零が主人公となっています。




先輩やライバルの棋士、近所に住む3姉妹との交流を通して、勝負の厳しさや
人とのふれあいの大切さを知っていくというストーリーです。



可愛らしいほんわかしたキャラクターに定評がありましたが、
人生の苦しみをかみしめた中高年棋士を感動的に表現し、新しい境地を開きました。


「人生でどんな選択をしても、起きた出来事を素直に受け止め、まっとうする。



そんな人たちを桐山君とたくさん出会わせてやりたい」 と話していました。